中学生が集中できる時間は、多少の個人差はありますが「40分前後」と言われています。
- 中学生の平均的な勉強時間は?
- 中学生が長時間集中して勉強する方法は?
- 中学生が勉強時間を確保するために何をするべき?
中学生のうちにポイントを踏まえて、自分の勉強スタイルを確立させると将来とてつもなく大きなアドバンテージを得ることができます。
この記事では、中学生の勉強時間について解説します。
以下、信頼性のため自己紹介します!

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中学生の勉強時間の平均

中学生の勉強時間の平均ってどのくらいなのでしょうか?
2021年の調査である東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究の「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」によると、中学生の勉強時間は、次の通りとなっています。
中学生の学習時間(2020年)
勉強時間 | |
成績上位層 | 124分 |
成績下位層 | 96分 |
平均 | 104分 |
「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」より
さらに学年別に見てみましょう。
【中1の場合】
勉強時間 | |
成績上位層 | 121分 |
成績下位層 | 88分 |
平均 | 105分 |
「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」より
【中2の場合】
勉強時間 | |
成績上位層 | 108分 |
成績下位層 | 88分 |
平均 | 98分 |
「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」より
【中3の場合】
勉強時間 | |
成績上位層 | 146分 |
成績下位層 | 112分 |
平均 | 129分 |
「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」より
となっています。中3が最も勉強時間が長いのは当たり前ですが、中2の方が中1に比べて勉強時間が少ないというデータは面白いですね。
2022年の調査である東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所に「子どもの生活と学び」共同研究プロジェクト調査報告書である『コロナ禍における学びの実態 ―中学生・高校生の調査にみる休校の影響―』のデータも見ておきましょう。
学年別のデータは無いものの、2021年の中学生の自宅での勉強時間の平均が示されています。
中学生の勉強時間の平均は「112分」となっています。
2020年の中学生の勉強時間の平均が104分だったので、2021年は2020年に比べると勉強時間が増えたことになります。
平日や休日の区分が明確ではない点と生徒によって個人差がある点を考慮するべきではありますが、結論としては成績の良い上位層は「中1と中2では1日平均2時間前後、中3では1日平均2.5時間は勉強している」ことが分かります。
【中1と中2】勉強時間は何時間必要?

中1・中2の目標は、「勉強習慣を身につけること」です。
中学1・2年生の内に勉強習慣が身についていると、受験勉強を優位にすすめることができます。
勉強時間は偏差値を基準に割り出すのがおすすめです。
定期テストや模試で示される偏差値から、平日や休日の勉強時間を求めれば基準が明確になります。
点数よりも偏差値を利用するべき理由も確認しておきましょう。
⇒偏差値とは?
現在の偏差値やどのくらい上位を狙うかによっては、もう少し勉強時間を増やす必要もあるので注意しましょう。
偏差値を使って、具体的な時間の割り出しました。
【偏差値別】必要な勉強時間(中学1・2年生)
偏差値 | 平日の勉強時間 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 2時間 | 3時間 |
51~60 | 2.5時間 | 4時間 |
50以下 | 3時間 | 5時間 |
この表に沿って、詳しく見ていきましょう。
偏差値61以上の中1と中2

偏差値 | 平日の勉強時間 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 2時間 | 3時間 |
51~60 | 2.5時間 | 4時間 |
50以下 | 3時間 | 5時間 |
偏差値が61以上の中学生は、学校での勉強や自宅学習が上手にできている状況です。
平日2時間、土日は3時間の勉強時間の確保を行いましょう。
さらに上を目指すために、勉強の質を高めることに力を注ぎましょう。
勉強の質を高めるというのは、基礎固めや苦手分野の克服をした上で『応用・発展問題への挑戦』のことを指します。
偏差値51~60の中1と中2

偏差値 | 平日の勉強時間 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 2時間 | 3時間 |
51~60 | 2.5時間 | 4時間 |
50以下 | 3時間 | 5時間 |
偏差値が51~60の中学生は平均点プラスαの点数を取れています。
勉強の方法は間違っていませんが、勉強量が不足していると思われます。
偏差値が51~60の範囲は偏差値が最も変動しやすい領域で、簡単に偏差値が下がってしまう恐れがあります。
したがって、平日2.5時間、土日は4時間の勉強時間は確保したいです。
勉強時間の確保のポイントが「無駄な時間のカット」になります。帰宅後にダラダラ過ごしている時間を勉強に充てられれば、宿題だけでなく苦手分野の克服を行うことができるでしょう。
気を抜かずに努力を積み重ねれば、高校受験にも十分対応することができるはずです。
偏差値50以下の中1と中2

偏差値 | 平日の勉強時間 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 2時間 | 3時間 |
51~60 | 2.5時間 | 4時間 |
50以下 | 3時間 | 5時間 |
偏差値が50以下の中学生は、平均点に届いていない原因を解消することが大事になります。
平均点に届いていない原因の多くは「勉強のやり方が分かっていない」か「勉強量の不足」にあります。
平日3時間、土日は5時間の勉強時間を確保したいところです。
とはいえ、偏差値が50以下の中学生が平日にいきなり毎日3時間もの勉強時間を確保するのは容易ではありません。
偏差値50以下の中学生の多くは勉強に対して苦手意識を持っていることが多いです。
そこで、まずは「1日30分の勉強時間の確保」から始めるのがおすすめです。
第1週は30分、第2週は45分、第3週は60分というように、徐々に勉強時間を増やしていきましょう。
土日は部活の試合などで勉強時間の確保が難しいと思いますが、必ず毎日勉強することで勉強習慣を身につけることを最優先に考えましょう。
毎日勉強する習慣によって勉強時間の確保ができれば、「基礎固め」や「自分に合った勉強法の確立」ができるはずです。
【中1と中2】定期テスト前の勉強時間は何時間必要?

定期テスト前の勉強時間の目安は以下の通りです。
偏差値 | 平日の勉強時間 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 2時間+1時間 | 3時間+2時間 |
51~60 | 2.5時間+1時間 | 4時間+2時間 |
50以下 | 3時間+1時間 | 5時間+2時間 |
平日は通常時の勉強時間プラス1時間、土日は通常時の勉強時間プラス2時間の勉強時間が目標になります。
定期テストの勉強法や勉強計画の立て方も確認してください。
平日の勉強時間と土日の勉強時間に分けて、それぞれ解説していきましょう。
【中1と中2】定期テスト前の平日の勉強時間
偏差値 | 平日の勉強時間 |
61以上 | 3時間 |
51~60 | 3.5時間 |
50以下 | 4時間 |
テスト前2週間から1週間前までは、部活に忙しいでしょうから【偏差値別】必要な勉強時間を参考に、偏差値に応じた勉強時間の確保を行ってください。
テスト1週間前になると、部活が停止されるので、平日は【偏差値別】必要な勉強時間+1時間の勉強時間を確保しましょう。
特に暗記する重要用語の多い社会・国語・理科は計画的に勉強することが重要です。
【中1と中2】定期テスト前の土日の勉強時間
偏差値 | 土日の勉強時間 |
61以上 | 5時間 |
51~60 | 6時間 |
50以下 | 7時間 |
土日の勉強時間は、定期テスト対策において非常に大きなポイントになります。
平日にできなかった勉強のカバーも行うので、土日は【偏差値別】必要な勉強時間+2時間の勉強時間を確保するべきでしょう。
【中学生】夏休みの勉強時間は何時間必要?

夏休みに必要な勉強時間や勉強法は学年によって異なります。
夏休みを充実させるための過ごし方は次の記事で詳しく解説しています。

中3の勉強時間は何時間必要?

中3と言えば「高校受験」です。
高校受験対策のために必要な勉強時間は、志望校と現在の偏差値の差はもちろん、時期によって異なります。ここでは、時期別の勉強時間を紹介します。
高校受験に関係する記事も参考にしてください。
▼高校受験に合格できる勉強法はこちら↓
▼高校受験までのスケジュールの立て方はこちら↓

中3の1学期
中3の1学期は部活の忙しさがピークに達するなど多忙で、勉強時間の確保が難しい時期になります。
とは言うものの、「受験勉強はまだ始めなくても大丈夫」という考えは間違っています。
部活動をしている場合は平日に最低2時間は勉強するようにしましょう。
部活を引退後は平日の勉強時間は最低3時間は確保したいところです。
平日の勉強時間の不足分は土日にカバーするように心がけましょう。
毎日、勉強する習慣を確かなものにすることが目標です。
中3の1学期は「定期テスト」を重視した勉強を心がけてください。
中3の夏休み
夏休みは受験生の学力に差が付きやすい時期です。
中3の夏休みは受験勉強を本格的に始めなければならない時期なので、毎日6時間の勉強時間を確保しましょう。
多くの中3が部活動を引退しているはずなので、毎日6時間の勉強時間の確保は無理なノルマではないはずです。
一気に6時間勉強するのは厳しいので、「朝3時間+夜3時間」や「朝2時間+昼2時間+夜2時間」というように、勉強する時間帯を分散させるのがおすすめです。
夏休みに行うべき勉強内容は「中学2年生までの総復習」と「苦手科目の克服」です。
勉強時間を確保しやすい夏休みに、いかに復習と苦手対策ができるかで夏休み明けの成績の伸びが大きく変わってきます。
中3の2学期
2学期は平日に3時間の勉強時間、休日の勉強時間は夏休みに引き続き6時間は確保しましょう。
夏休みの勉強で基礎が固まっているはずなので、本格的に問題演習を始めましょう。
問題演習で間違った問題は繰り返し解くことを忘れてはいけません。
9月以降は模試を積極的に受験し、本番に向けて「経験値」を貯めましょう。
模試を受けると今の時点で、受験生の中で自分がどの位置にいるのかを確認することもできるので積極的な受験をおすすめします。
中3の冬休み
冬休みに入る頃には中3は、高校受験を意識して緊張感が高まっています。
緊張感を持つことによって勉強時間が増えるのは良いことですが、重視するべきは「量」だけでなく「質」になります。
冬休みの勉強時間は、8時間必要だと言われています。夏休みと同じく、勉強する時間帯を分散させてください。
冬休みは、高校受験で「出題されやすい問題」を解くことをメインにしましょう。高校受験で出題されやすい問題は、ある程度出題の方法も予想できます。
徹底的に出題されやすい問題の対策をして、取るべき点を確実に得点することを徹底しましょう。
中3の3学期
3学期の勉強時間は平日3時間、休日は6時間程度を目安にしましょう。
新しい問題集を用意するのではなく、これまで解いてきた問題集の解き直しに力を入れましょう。
最後の総仕上げは志望校の出題傾向に慣れるために「志望校の過去問」を使った演習です。
受験が迫ってくると、焦りから勉強時間の確保のために睡眠時間を削る受験生が見られますが、インフルエンザなどの感染症も流行しやすい時期なので体調管理を最優先に考えましょう。
中3の3学期は、学校で自習時間が多くなります。勉強時間を確保するために、自習時間やスキマ時間を上手に活用してください。
中学生が長時間勉強する方法

中学生が長時間勉強する方法は、次の4つです。
それぞれ詳しく解説します。
適度に休憩をとる
人の集中できる時間は40分程度と言われています。
2時間ぶっ通しで集中し続けることは不可能なのです。
休憩なしで勉強し続けると疲労だけでなくストレスも溜まり、勉強に対する理解力や記憶力が大幅に低下します。
集中しながら2時間勉強しようと思ったら、適度な休憩を取りながら勉強する必要があります。
時間割でメリハリをつける
学校のように何時から何時までは勉強、何分間の休憩をとるというように時間割を組むことでメリハリをつけながら勉強することができます。
休憩中には「体を動かす」「間食をとる」「音楽を聴く」などしてリフレッシュすることで、集中力をキープしてください。
毎日決まった時間割に沿って勉強すれば、勉強の習慣化も簡単にできるようになるでしょう。
集中できる時間帯を見つける
人によって「朝に集中できるタイプ」と「夜に集中できるタイプ」に分かれます。
自分のタイプを生かして勉強することで、勉強時間を増やすことができるでしょう。
まず、自分が集中できる時間帯を見つけましょう。
1時間早く起きる、夜に1時間プラスして勉強して寝るというようにすれば、勉強時間が確保できるはずです。
特に朝の時間帯に勉強するのがおすすめです。
夜は友人とのやり取りが増えて集中できない場合が見られますが、朝勉強すると脳がフレッシュな状態で勉強に取り組むことができるからです。
集中できる環境をつくる
集中して勉強できる環境をつくることも、長時間勉強をするために必要です。
自宅で勉強するときにやる気を出すためには、図書館と同じ環境にすると良いでしょう。
勉強に必要でないものが視界に入らないようにしたり、室温を22度前後、湿度50%程度に保ちましょう。
自宅で勉強に集中できないときは、図書館で勉強してみてください。
集中できる環境で勉強すると、無理なく勉強時間を伸ばすことできるはずです。
中学生が勉強時間を確保するコツ

中学生が勉強時間を確保するコツは、次の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
少しずつ勉強時間を長くする
昨日までほとんど勉強していない中学生が、一念発起して今日から何時間も勉強を始めました。
彼は、初日に3時間も勉強しました。でも、翌日は2時間持たずに挫折。1週間後には勉強するのをやめてしまいました…。
これは中学生のあるあるです。
今までほとんど勉強していなかった中学生がいきなり2時間の勉強時間をノルマにすると、挫折する可能性が非常に高いです。
勉強時間を確保するため一番大事なことは「毎日の勉強を習慣化すること」です。
最初は30分くらいからスタートし、勉強時間を増やすときには「1週間経つごとに30分程度増やす」というように、段階的に増やすようにしましょう。
休日を有効活用する
平日に勉強時間を確保しようと思っても、部活が忙しかったり、体力的に厳しかったりするケースが多いでしょう。
そこで、休日の活用方法がポイントになってきます。
平日の勉強で不足している量を休日にカバーするイメージを持ちましょう。
具体的な勉強内容は、平日は宿題の消化をメインにし、休日に1週間の授業内容や宿題で解けなかった内容を復習するのがおすすめです。
味方を変えれば、平日にきちんと授業の内容を復習することができれば休日は勉強を休むことが出来るでしょう。
せっかくの休日です。趣味や平日にできないことでリフレッシュすることも、中学生にとっては大事な事です。
休日に自由時間を得ることが平日の勉強のやる気の原動力になると、良い勉強サイクルを生み出します。
日数を増やす
多くの中学生は平日は部活で帰宅が遅れるので、確保できる勉強時間は限定されてしまいます。
お子さんは月曜日から日曜日までの7日間で、何日間勉強していますか?
言うまでもなく、7日間が理想的な回答です。
実際は平日の5日間勉強しているので十分だろうと考えている中学生が圧倒的に多いはずです。
休日に勉強時間を確保している中学生はホメられるべきでしょう。
1日あたりに確保できる勉強時間が限定されるのであれば、発想を変えて「勉強する日を増やす」しかありません。
忙しいという理由で勉強していなかった日や曜日に、1時間だけ勉強するようにすれば、勉強時間を確保することができるでしょう。
中学生の勉強時間に関する注意点

中学生の勉強時間に関する注意点は、次の4つです。
それぞれ確認していきましょう。
要点だけを勉強する
勉強時間が限られているのに、なんでもかんでも勉強していたら、時間がいくらあっても足りません。
出題されやすいポイントに絞って勉強することは、ムダな時間を省き、勉強時間を確保することにつながります。
誘惑物に注意する
休憩時間にスマホをチェックし始めると「予定の休憩時間をオーバーしてしまった」という事態が頻発すると思います。
スマホの方が気になって、勉強がおろそかになってしまっては本末転倒です。
机の周りに誘惑物を置かないようにすることはとても大事なことです。
平日ならスマホを使ってもいい時間は勉強後の1時間などとルールを決めると良いでしょう。
※お子さん自身がルールを決め
勉強するときに意識したい最後のポイントは、学習スペースにスマホやゲームを置かないことです。
勉強しているときに、スマホやゲームなどの誘惑が目に入ると集中できません。
時には勉強を中断して、スマホやゲームを触ってしまうこともあるでしょう。
集中して勉強に臨むために、机の近くにスマホやゲームを置かないようにしてみてください!
ムダな時間をなくす
「勉強する時間が無い」と言う中学生は、本当に時間は無いのか自問自答しましょう。
勉強時間は少ないのに、スマホで動画を見たりゲームをしたりしているのではないでしょうか?
ムダな時間をなくして勉強時間に充てれば、簡単に勉強時間を増やせます。
趣味や娯楽に関するものを机の周りに置かないことで、勉強をしているつもりになっていた時間を減らせます。
今日までの3日間の朝起きてから寝るまでの時間を時間ごとに書き出してみましょう。
いかに、ムダな時間を過ごしているかが分かるはずです。
睡眠時間を削らない
中学生が勉強時間の確保のためにやってしまいがちなのが、睡眠時間を削ることです。
特に定期テストの直前などは、睡眠時間を削って勉強する中学生が多くなります。
睡眠時間を削って勉強しても、勉強に集中することができず、勉強の効率が良くありません。
しっかり睡眠時間を確保して、最大限集中できる状態で勉強するようにしましょう。
中学生の勉強時間が足りないときに親がするべきこと

中学生の勉強時間が足りないときに親がするべきことは、次の3つです。
それぞれが非常に大事なことなので、注意して読んでください。
子どもの状況を確かめる
親の立場では、自宅で勉強しない様子を見せつけられてイライラするのは痛いほど分かります。
でも、お子さんは毎日学校に通って授業を受けていますよね。1コマ50分を6コマ~7コマ受けているので、6時間以上は勉強をしていることを認めてあげましょう。
勉強が終わった後も、部活などで疲れて帰宅するので自宅での勉強時間するのは簡単なことではありません。
中学生は友人関係のトラブルなど悩みを抱えることが多いです。
もしかしたら、勉強しないのではなく、勉強できない事情があるのかもしれません。
お子さんの話を聞く時間をつくりましょう。お子さんと色々な話をする中で、悩みや頑張りに気づくことができるでしょう。
子どもの状況を確かめることで、正しい判断や声かけが可能になります。
勉強に集中できるようにサポートする
自宅で勉強に集中できる環境は必要です。
家族がテレビを見ている環境で、勉強に集中できる中学生がいません。
お子さんの近くで、親も一緒に勉強するなどサポートすることが大事になります。
もしも勉強することが難しいのであれば、勉強ではなく読書をするだけでもお子さんの勉強に対する気持ちは違ってくるでしょう。
親は「勉強できる環境づくり」だけでなく、「食事の用意」や「生活リズムを整える」など、多くの面でお子さんが勉強に集中できるようにサポートすることが可能です。
気分転換を手伝う
お子さんが勉強で煮詰まって、ストレスを溜めているようであれば、気分転換を手伝ってあげましょう。
送迎など、お子さんの趣味の時間をサポートするのも良いですし、外食に連れ出りたり温泉に行くのも気分転換に一役買うでしょう。
いつもと違う環境に触れることで、気分転換を上手に行いましょう。
遠出が難しいのであれば、近くの公園でキャッチボールをするなど軽い運動を行うのも良いでしょう。
他にも、映画を観たり料理をつくったりと自宅でもできる気分転換は探せば色々見つかります。
中学生の勉強時間が足りないときに親が避けるべきこと

中学生の勉強時間が足りないときに親が避けるべきことは、次の3つです。
無意識にしているかも知れません。要チェックです。
あれこれ口出しする
よく、熱心にお子さんに接する親にありがちなのですが、熱心すぎるがゆえに「あれこれ口出しをしすぎる」するのは良くありません。
中学生は多感な時期で、自分の考えを大事したい年代です。
親があれこれ口出ししたり、指示を出すと勉強に対するやる気を失いかねません。
お子さんがアドバイスを求めてきたときに、サポートするスタンスが理想的です。
結果を責める
テストや模試の結果で一喜一憂するのは当たり前で、結果が良い時には大いにホメましょう。
問題は、結果が悪かった時の対応です。
結果を責めるのではなく、勉強の過程や頑張りに注目しましょう。
勉強の過程や頑張りを認めてあげると、お子さんは次のテストや模試に向けて頑張ろうという気持ちを持てるようになります。
頑張ろうという気持ちが持ているようになったら、勉強が失敗した原因を明らかにすることが必要になります。
勉強が失敗した原因を明らかにして対策を講じることで、次回の失敗を繰り返すのを防ぐことが出来ます。
結果を責めても、本人も親も得られるものはありません。勉強の過程や頑張りを認めることでお子さんと信頼関係も築きましょう。
人と比べる
勉強をする中学生と勉強をしない中学生を比較すると、「自己肯定感」を持っているかどうかの差が大きいと感じます。
お子さんを兄弟や成績の良い同級生と比べていませんか?
人は比較されると、自己肯定感が低くなってしまいます。
自己肯定感が低いと自信を失う一方なので、勉強するわけがありません。
人と比べるのではなく、お子さん自身を見てあげましょう。
勉強時間不足を解消できない時の対処法

勉強時間不足を解消できない時は、時間の使い方を見直すことが重要です。
勉強時間の確保が出来ないと、自分の勉強スタイルを確立するなど不可能です。
勉強時間の確保ができ、学習スタイルを確立することも簡単なことではありません。
学校や塾では先生や講師が集団に対応するので、個別に分からない部分を解説する時間がなかなか取れません。
必要に応じて個別指導を受ける必要も出てくるでしょう。
家庭教師であれば、生徒の理解度やペースに合わせて勉強をすすめることができるので勉強のやり方や授業で分からなかった内容をきちんと理解することができます。
今はオンライン家庭教師と言って、自宅で優秀な先生から個人指導を受けることが可能な時代になっています。
お子さんが、どうしても勉強をやる気にならない場合はオンライン家庭教師の利用を検討してはいかがでしょうか?
オンライン家庭教師に興味がある方は、次の記事を読んでください。
▼オンライン家庭教師のやり方(必要なものなどすべてを解説)↓

コロナで休校になったときにもオンラインで勉強するコンテンツが注目されました。
オンライン家庭教師は次世代の学び方です。
実はオンライン家庭教師では無料で体験授業が受けられます。
まずは、無料体験でオンライン家庭教師の圧巻の個人指導やサービスを体験してみましょう。
この記事が勉強でやる気の出ない中学生やその保護者のお役に立つことを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。