自由研究では楽しいものや面白いものをつくるのが楽しいですよね。
かんたんにできて、楽しいものと言えば「スライム」です。
今回は、スライムを使った一味違う自由研究を提案します。
参考にしてください。
以下、信頼性のため自己紹介します!

スライムを使って一風変わった実験をやってみよう!
ねらい
スライムの性質を理解して、高分子とは何かを理解する。
関係する分野
化学
難易度
【難易度の基準】
初級…
中級…
上級…
必要な時間
30分
準備物

スライムをつくる実験の準備物は、次の通りです。
材料
- PVA洗濯のり
- ホウ砂
- 熱湯
- 水性絵具
- 食用色素
- 食塩
- 食酢(レモンの汁など酸性の水溶液も可)
- 鉄粉(スチールウールをやすりで削ったもので代用可)
入手先
ホウ砂はドラッグストアやホームセンターで購入可能です。
リンク
用具
- 容器(プラスチック製のコップなど)
- 割りばし
- 磁石
操作
スライムのつくり方の手順は、次の通りです。
【操作1】洗濯のりを容器に入れ、同量のお湯を加える。

【操作2】ホウ砂の飽和水溶液を加えながら割りばしでかき混ぜる。

【操作3】完成したスライムの一部を新しい容器に移して、食塩を加えて観察する。
【操作4】完成したスライムの一部を新しい容器に移して、食酢を加えて観察する。
アレンジ
- スライムに色を付けたい場合は【操作1】の時に絵の具や食用色素を溶かしましょう。蓄光塗料を使うと、光るスライムをつくることもできます。
- 【操作1】で鉄粉を加えてスライムをつくると、磁石にくっつくスライムができます。磁力をテーマに考察を加えることができるので、レポートの幅が広がります。
- スライムを何色か用意して、スライムを重ねて地層をつくるのも面白いでしょう。
- ホウ砂の飽和水溶液の量をコントロールし、硬さの違うスライムを用意します。スライムを溶岩代わりに火山の噴火を再現すると、評価が高いレポートになると思います。
アドバイス
- ホウ砂の飽和水溶液は、水100mLに対してホウ砂を10gの割合でつくってください。ホウ砂が溶け残った場合は、上澄みを使ってください。
注意点
ホウ砂が体内に入った場合は危険なので取り扱いに注意が必要です。
肌が弱かったりする人は手袋をしてから、ホウ砂の水溶液に触るようにしましょう。
考察のポイント
- 【操作2】でスライムができる理由を押さえましょう。
※高分子についてまとめると、ポイントが高いです。 - 【操作3】で食塩を加えると、スライムが小さくなる原因を押さえましょう。
※水性絵具で作ったスライムだと色水が出てきますが、食用色素を使ったスライムの場合は無色の水が出てくる点に注目です。 - 【操作4】では酸性の水溶液を加えるとスライムが溶ける原因を押さえましょう。
※イオンと分子の違いについて考察する必要があります。
自由研究で困ったら…
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