中学生の勉強法とは?「暗記型教科と積み上げ型教科の違いに要注意」

中学生の勉強法とは?
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中学生は……

  • 忙しくて勉強に使える時間がない
  • 疲れで、長時間は集中して勉強できない

と悩いう悩みを抱えています。

忙しい・疲れているという状態の中で効率良く勉強するということは、どんな勉強方法なのでしょうか?

『短時間で大きな効果を生む』勉強法だと言えます。

この記事では、中学生の勉強法を解説しています。

以下は僕の自己紹介です。

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中学生の勉強法

中学生の勉強法は、次の3つです。

  • 授業に集中する
  • セルフレクチャーする
  • 定期テストを活用する

まずは、効率の良い勉強法が必要な理由から見ていきましょう。

中学生の勉強法が重要な理由

中学生の勉強法が重要な理由は、次の2つになります。

  • 部活と勉強を両立させるため
  • 高校受験のため

それぞれ解説していきます。

部活と勉強を両立させるため

部活と勉強を両立させるため

中学生は授業だけでなく、部活を毎日頑張っています。

部活によって得られるメリットはたくさんあります。部活で身に付く技術的なことだけでなく、「あいさつ」や「礼儀」といった社会に出てから役立つでしょう。

効率よく勉強することは、部活に打ち込む時間を確保するために必要です。

▼勉強と部活を両立させる方法を知りたい方はこちら↓

高校受験のため

高校受験のため

ほとんどの中学生は、中学校を卒業すると高校へ進学します。

高校進学のかかった高校受験では、中学3年間のすべての範囲から問題が出題されます。

本格的な高校受験対策が始まるまでに、効率的な勉強方法や自分に合った勉強方法を身につけられているかがポイントです。

▼高校受験に合格できる勉強法を知りたい方はこちら↓

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中学生の勉強法を詳しく解説

中学生の勉強法は、次の3つです。

  • 授業に集中する
  • セルフレクチャーする
  • 定期テストを活用する

それぞれのポイントを解説していきます。

授業に集中する

中学生にとって毎日の生活の中で避けては通れないのが授業時間です。

自宅学習の時間の確保が難しいのであれば、「授業に集中する」しかありません。

毎日全力で集中して授業を受けている中学生と、時間が過ぎるのを待ちながら適当に授業を受けている中学生…どちらが効果的な勉強法かは一目で分かります。

勉強で大切なポイントはいくつもありますが、勉強の基本は教科書で、教科書の内容を丁寧に解説してくれる時間が授業時間です。授業時間の内容を家に帰って自力で勉強しようとしたら、学校での授業の2倍の時間はかかるでしょう。

授業を集中して聞き、半分の内容を理解しておけば、家で宿題をする時間を大幅に短縮できるはずです。

授業を受ける時に、絶大な効果を発揮する勉強法を紹介しましょう。

セルフレクチャーする

セルフレクチャーする

小学校の頃はそれほどでなくても、、中学生となれば覚えるべき用語がかなり増えます。

僕は理科を教えるとき、いちばん最初の授業で必ず「インプットした勉強はどんどんアウトプットしょう」と生徒に伝えます。

一番分かりやすいアウトプットの方法は、レクチャー(他人に教える)になります。

他人にレクチャー(教える)するには、その内容を自分自身が理解できていなければ不可能です。

学校で友達に勉強したことをレクチャーしましょう。このように、学校でなら友達にレクチャーすることができますが、家庭学習ではなかなか難しい状況(保護者がレクチャーを受ける時間が確保できないなど)も考えられます。

そんな中学生におすすめの勉強方法が『セルフレクチャー』です。

セルフレクチャーとは

セルフレクチャーを日本語で言うと、「自分で自分自身にレクチャー(教える)すること」になります。

僕自身も、授業の内容を自分自身にレクチャーしながら授業の準備をしています。

「今日の授業のポイントは3つです。1つ目は〇〇〇、2つ目は△△△、3つ目は□□□です。」という具合に、架空の自分に教えながら進んでいきます。

セルフレクチャーで、一番大切なことは『声に出す』ことです。

セルフレクチャーの効果

素直にセルフレクチャーを実践した教え子(彼女の成績は中の下)の話です。

自宅学習で「見ながら書く」の勉強スタイルに「つぶやく」を追加しました。

見ながら×書きながら×つぶやく

というスタイルでの勉強を中学1年生の夏休みから毎日継続したところ、1年後には偏差値が15上がって学年トップクラスになっていました。

高校進学後もセルフレクチャーを使った勉強方法を継続し、大学も希望していた有名私立に現役で合格を果たしています。

お母さんから娘が部屋でブツブツ話していて心配と相談されたことがありましたが、今となっては笑い話です。

定期テストを活用する

定期テストの結果で一番大事なのは番数だと思っていませんか?

番数じゃないなら、点数と思うかもしれませんが違います。

定期テストで注目すべきは「間違った問題」で、間違った問題は「お子さんの弱点」になります。

間違った問題は答えを見て終わりではなく「どこを間違ったのか」をきちんと確認し、自力で解けるようにしておきましょう。

実は、定期テストの問題で正解率の低かった問題は、次の定期テストでも出題されやすいです。

定期テストを活用して、弱点の発見と克服を行うことは効率的な勉強法となります。

暗記型教科と積み上げ型教科の違い

中学校で勉強する5教科は2種類に分類されるって知ってますか?

定期テストの勉強では、5教科の教科の性質に合わせて勉強のやり方を変える必要があります。

中学校の5教科は暗記型教科」「積み上げ型教科」に分けられます。

具体的には……

暗記型国語社会理科
積み上げ型英語数学

となります。

ここからは、暗記型教科と積み上げ型教科を詳しく解説していきましょう。

暗記型教科

暗記型の教科

暗記型教科とはその言葉の通り、「教科書の内容を暗記すれば得点につながる教科」です。

5教科のうち暗記型教科は…国語社会理科の3教科になります。

それぞれの教科別に、暗記型教科に分けられる理由を確認していきましょう。

国語

国語は漢字や文法を暗記すれば得点できるので、暗記型教科と言えます。

国語の授業では漢字帳が使われ、テストには15ページから30ページというようにテスト範囲が漢字帳で指定されます。

また、文法でも「五段活用」や「上一段活用」のように暗記したことがそのまま得点になります。

国語は積み上げの部分(古文や漢文)も含みますが、暗記型の内容の方が圧倒的に多いので暗記型教科と言えます。

社会

社会=「暗記がめちゃくちゃ多い教科」というイメージが強いと思います。

社会は中1で出題される歴史の内容を覚えていなくても、中2・中3の歴史の問題に大きく影響しません。

例えば、僕は幕末が大好き(坂本龍馬の大ファン)なのですが、幕末の重要語に「大政奉還」があります。テスト範囲が室町時代のテストに、大政奉還は無関係です。

このように、社会ではそれぞれの単元が独立しているので、単元ごとに暗記すれば定期テストで得点を取ることが可能です。したがって、社会は暗記型教科と言えます。

理科

理科は国語と社会にそれぞれ似ています。

中1で勉強する「気体の性質」が理解できないと中2で勉強する「原子」の理解が難しいです。

中2で勉強する原子が理解できないと中3の「イオン」が意味不明になるなど、理科には積み上げ型教科の性質もあります。

とはいえ、重要用語を覚えれば得点できる暗記型の問題がめちゃくちゃ多いです。

理科では一問一答の用語集を使うことが多いです。もし、用語集を使っていなくても問題集の中に一問一答形式の問題が必ず出てきます。

また、社会と同じように……

  • 中1の地学…地層と地震
  • 中2の地学…気象
  • 中3の地学…天体

それぞれの単元が独立しているので、暗記型教科と言えます。

暗記型教科の攻略法

暗記型教科の攻略法は「暗記する」というシンプルな方法です。

シンプルですが、暗記にはたくさん時間がかかります。

したがって、暗記型教科は「毎日コツコツ暗記すること」が一番大事です。

▼記憶力を高める方法も要チェック

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積み上げ型教科

積み上げ型の教科

積み上げ型教科は、「中1から習う内容を積み上げないと得点できない教科」になります。

積み上げ型教科は基礎内容の定着ができていないと、授業が進むにつれてどんどん分からないことが増えます。

5教科のうち積み上げ型教科は…英語数学の2教科です。

2つの教科が、それぞれ積み上げ型教科である理由を確認しましょう。

英語

英語では前の単元を理解していないと、後の単元は確実に理解できなります。

例えば、中1の英語で最初に勉強する「過去形」が分からない中学生に、中2で勉強する「過去進行形」や中3で勉強する「過去分詞形」を理解することはできません。

他にも、中1の英語で勉強する「can」や「must」といった助動詞は、中2・中3の教科書に当たり前のようにガンガン出てきます。

このように、英語は1つ分からないことがあると、授業が進むほどに分からないことが雪だるま式に増えていきます。

英語は、ザ・積み上げ型教科と言えます。

数学

数学は学習した内容を次の単元でガンガン使います。

例えば、中1の数学では……

  • 正の数・負の数…マイナスの概念を学習
  • 文字の式…マイナスの概念を当たり前に使った学習
  • 方程式…文字も式をより複雑にした式を学習

というふうに、授業が進んでいきます。

さらに中1の授業が進んでいくと、「比例と反比例」を学習します。

比例の一般式は「y=ax」になり、方程式で練習した等式が使われます。

この学習した内容が次の単元でも使われるという流れは、中3の最後まで学年を超えて続いていきます。

従って、数学も英語と同じく積み上げ型教科です。

積み上げ型の教科の攻略法

積み上げ型の教科では中1の学習内容が定着していないと……

  • 授業の内容についていけなくなる
  • テストで得点できなくなる

と言う問題が発生します。

積み上げ型の教科は『積み木』をイメージすると分かりやすいでしょう。

土台である学習内容(中1で勉強した内容)がきちんと積めていないと、その上にどんなに積み木(中2や中3で勉強する内容)を重ねても、上手く積み重ねることはできません。

したがって、積み上げ型教科は「分からないことができたら、速攻で解決することが重要です。

中学生の勉強法

中学生の勉強法は、次の3つです。

  • 授業に集中する
  • セルフレクチャーする
  • 定期テストを活用する

毎日の授業への取り組みや定期テストの活用も大事ですが、勉強時間が確保できない中学生には『セルフレクチャー』が非常に有効なので、すぐにやってみてください。

この記事を読んで、セルフレクチャーを実践する中学生は10人中1人いるかいないかでしょう。

行動すれば、効率的に勉強できて睡眠時間の確保につながるなど、学校生活や部活に良い影響が出てくるはずです。

今回の記事が、お子さんの効率の良い勉強法を見つけるヒントになることを祈っています。

勉強を始める前にやるべきこと、各教科の勉強法、定期テストでやってはいけない勉強法など、中学生が定期テストで実践するべきことも参考にしてください。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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