読解力を上げる方法「中学生が多彩な言い換えを身につける方法とは?」

読解力を上げる方法
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読解力の重要性はよく話題になります。

問題を解くときに読解力がなければ「何を問われているのか」が分からないので、読解力がない中学生の解答は意味不明な解答ばかりになってしまいます。

お子さんの読解力が低いまま放置したり、読解力を上げる努力を怠っていると・・・

最近の高校受験の問題は全ての教科で「長文化」が進んでいるので問題は深刻です。

実際、学校に勤めているとお子さんの読解力の低さに悩む保護者からの相談が多いです。

この記事を読めば、中学生が効率よく読解力を上げる方法が分かります。

それでは、さっそく読解力を上げる方法を解説していきましょう。

以下は僕の自己紹介です。

以下、信頼性のため自己紹介します!

目次

読解力を上げる方法

読解力を上げる方法は、次の5つになります。

この5つの「読解力を上げる方法」の中には、当たり前のことが多いと思いませんか?

実際、当たり前のことができないことが原因で中学生の読解力は上がりません。

中学生の読解力は低下している

読解力と聞くと「文章を読む力」と考える人が圧倒的に多いです。

しかし、読解力は「文章を読んで、内容を要約し、その意味を正しく理解するための能力」を指します。

国際学力テスト(通称PISA)は、世界79ヵ国、約60万人の15歳児を対象とした国際的な学力テストのことです。

早速、2012年・2015年・2018年に実施された国際学力テストの結果を見ていきましょう。

スクロールできます
年度日本の順位
2012年4位
2015年8位
2018年11位

まだ2022年以降の結果がでていませんが、徐々に順位が下がっています。

実際、教育現場にいると中学生の読解力の低下は肌で感じますし、もはや文章を読むこと自体ができないという深刻な状況の中学生も存在します。

中学生の読解力が低下した原因

中学生の読解力の低下に関しては、僕が中学生の時代(20年以上前)から言われていました。

読解力の低下はますます深刻化しており、最近の中学生の読解力の低下には目を覆いたくなります。

中学生の読解力が低くなった原因は、次の2つです。

  • 本ではなくネットで調べるから
  • SNSが普及したから

それぞれを、詳しく解説します。

本ではなくネットで調べるから

中学生が文章を読む機会は、基本的に「本(教科書や新聞を含む)」か「ネットの情報」になるでしょう。

本の場合は読むのに時間が必要ですが、質の高い情報が多く含まれているので読解力が上がるコンテンツになります。

中学生もスマホを当たり前のように持っている時代になりました。

分からないことを調べるときに、わざわざ本を読まなくてもネットで検索すれば簡単に調べることが可能です。

ネット情報は分かりやすさを追求するが故、短い文章が多い点が読解力の低下に影響していると考えられます。

SNSが普及したから

インターネットやSNSが爆発的に進化し、スマホを持っていない中学生の方が少ない時代になりました。

中学生のSNSを使ったやりとりは写真や画像だけを相手に送る、短い文(了解を「りょ」で済ますなど)メインで、文章を考えることをしません。

スタンプや絵文字だけでやり取りをするのが当たり前なので、中学生の読解力の低下は必然と言えます。

読解力が低いと起こる問題

読解力がないと……

  • 教科書の内容
  • 授業で先生が説明している内容
  • 問題で問われている内容

を理解することができません。

つまり、読解力は国語だけでなく全ての教科で必要とされる力です。

読解力が低く人の話が理解できない場合……

  • 人間関係の構築
  • 高校受験の面接

といった場面で問題になります。

友人や先輩と過ごす時間は中学校生活の大きな柱になりますし、面接では相手の質問の意図を理解した解答が必要になります。

読解力は人とコミュニケーションをとる際にも必須の能力です。

読解力を上げる方法を具体的に解説

「中学生の読解力が低下している理由」と「読解力が低いと起こる問題」は理解できたでしょうか?

次は、どうやって読解力を上げるかを考えましょう。

読解力を上げる方法は……

の5つです。

それでは、具体的に中学生の読解力を上げる方法を確認していきましょう。

読書の習慣化

中学生が読解力を上げたいなら、真っ先に取り組むべきは『読書の習慣化』です。

当たり前だと言われそうですが、読書の習慣化ができている中学生は多くありません。

読書を習慣化させるための第一歩は本を手に取ることになります。

読書の習慣化が重要だと分かっていても、なかなか本や新聞を手に取ることができない中学生は多いです。

そこで中学生に読書を習慣化するための作戦を提案します。

【作戦1】マンガから読み始める

なかなか本を手に取ることができない中学生におすすめしたいのが『マンガ』になります。

僕自身の経験にも基づいているのですが、実はマンガを読むと語彙力や読解力が高まります。

マンガにはイラストがあって読みやすい上、スポーツや恋愛など興味が湧くジャンルが絶対にあります。

僕は中1のときに少年マンガや少女マンガを読み漁り、本への抵抗がゼロになりました。その結果、歴史小説にハマって読書好きになり、気が付けば中3の時には国語が得意教科になっていました。

文章を読むことの入り口として、マンガから始めてみるのは教員としてもおすすめできる作戦です。

【作戦2】親子で1か月に1冊の本読む

本が手軽に読める環境と本への興味が出てきたら、お子さんに変化が生じます。

本を夢中で読んでいる人と見て、これまでは無関心だったのに「どんな本を読んでいるんだろう?」と気になるようになるのです。

こうなれば、あとは読書の習慣化に向けて読書の開始です。

最初は焦らずに「1ヵ月に1冊の本を読むこと」を目標に読書を始めましょう。

保護者が本好きだと、保護者と子供が一緒に読書するので子供も読書が好きになるケースが非常に多いです。

お子さんと一緒に読書をしてみては、いかがでしょうか?

運が良ければ、お子さんが読んだことのある本が定期テストや高校受験の問題になるラッキーが起こるかもしれません。

語彙力を高める

誰しも経験していると思いますが、漢字の意味が分からないと文章の内容を完ぺきに理解することは難しいです。

中学生が知らない言葉が多いのは当然で、間違った意味で暗記すると後から修正するのは大変です。

語彙力は読解力に直結するので、知らない言葉に出会ったら「知らない言葉を辞書で調べるクセ」をつけることが重要になります。

語彙力が低い中学生には漢字検定の受験がおすすめです。

漢字検定を受けることで、語彙力や熟語の知識を増やすことができるので飛躍的に読解力が上がります。

音読する

「音読=文章をくまなく読み上げること」になります。

小学生のときは音読が当たり前だったのに、中学生になると音読する機会がめちゃくちゃ減ります。

音読は読解力を上げる方法として非常に優秀な方法です。

音読の有効性

文章を読むときに、黙読も音読も同じと思う人が多いかも知れませんが、黙読と音読ではその効果が大きく異なります。

黙読をすると無意識に流し読みや飛ばし読みをしてしまいます。

音読は「読む」「話す」「聞く」の3つを同時に行います。

音読なら流し読みや飛ばし読みができなくなり、読めない漢字の誤魔化しができません。

1度〜2度の音読で終わりにするのではなく、音読を継続すると中学生の読解力は確実に上がります。

音読の効果をあげる方法

これまでに印象的な出来事が起こって、印象に残ったという経験は誰にでもあります。

そこで、文章を読解するときに……

「なるほど!」

「へぇ、ビックリしたなぁ」

というように、文章を反応しながら読みます。

文章を反応しながら読むと読解した内容や情報が強調されます。

ちょっとしたことですが、読解した内容や情報を強調することで中学生の読解力は驚くほど上がります。

要約する

要約は文章を自分の言葉で短く言い換える作業になります。

要約は文章を考えながら読まないとできないので、読解力を上げるのに効果的です。

文章の要約で身に付く2つの力

文章を要約すると……

  • 文章の内容を正確に読み取る力
  • 大事なポイントを抜き出す力

という2つの力が身に着くので、読解力を上げるのにおすすめの方法になります。

要約は時間を置いてから見返すと改善点が見つかることが多く、改善点の発見がさらに読解力を上げるという好循環を生みます。

要約をアウトプットする

要約をアウトプット(他人に見せたり、話たりすること)することも読解力を上げる方法になります。

例えば、要約を先生に添削してもらえば「まちがったポイントの抜き出し」や「間違った表現」に気づき、修正することでスキルアップができます。

人に話すというアウトプットも読解力をつけるのに効果的な方法です。

話すことで正しい日本語が身に付くだけでなく文章を表現するための言葉の引き出しが増えるので、読解力に加えて「記述力の向上」にも効果的です。

経験を読解力に結びつける

人間が経験値を得るためには、チャレンジが必要です。

実はチャレンジによって得られるのは経験値だけではありません。

人間は次回のチャレンジを成功させたいという思いから、経験したことの分析に加えて情報収集するようになります。

情報収集の方法はいろいろありますが、読書をすることも情報収集の一つなので読解力を上げる機会につながります。

人間は情報収集の後も、集めた情報の中から適切な情報を選び、自ら思考するようになります。

つまり、チャレンジして経験値を得ることで「読解力」に加えて「思考力」が大幅に上がるのです。

読解力を上げる方法

中学生の読解力が下がっているにも関わらず、高校受験では年々読解力を必要とする問題の出題が増えるという矛盾が生じています。

中学生は読解力を上げなければ、絶対に成績アップできない状況になっています。

中学生の読解力を上げる方法は次の5つです。

5つの読解力を上げる方法の中には、当たり前のことが多いです。

当たり前のことをきっちり行うことで読解力が上がるので、対策をしていない中学生に圧倒的な差をつけることが可能になります。

毎日の生活の中でできることから始めて、コツコツ読解力を上げましょう。

コツコツ勉強するだけの余裕がなく、短期間で読解力を上げたいという中学生に一押しのサービスが「オンライン家庭教師」になります。

オンライン家庭教師なら、お子さんのレベルに合わせたきめ細やかな指導を受けられます。

オンライン家庭教師の優秀な講師による個別指導なら、短期間で読解力を上げることが可能です。

オンライン家庭教師の体験授業は無料で受けられるので、気軽に体験してみましょう。

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よかったら、読解力以外の記事もチェックしてみてください。

この記事で、読解力が上がる中学生が1人でも増えることを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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