オンライン家庭教師の金額はどのくらい?「初期費用と月謝の相場を紹介」

金額
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オンライン家庭教師について「一番気になること」は、オンライン家庭教師の金額でしょう。

オンライン家庭教師各社の料金体系を見てみると、ゴチャゴチャしていて分かりにくいです。

そこで、現役教師がオンライン家庭教師の金額を調べました。

以下、信頼性のため自己紹介します!

僕自身がオンライン家庭教師の講師をやっているので、オンライン家庭教師の金額に詳しいです。

安心して読み進めてください。

目次

オンライン家庭教師に必要な金額

オンライン家庭教師に必要な金額は、次の2つで決まります。

  • 初期費用
  • 毎月の月謝

オンライン家庭教師に必要な機材を知らないと、無駄な機材を購入してしまって初期費用に必要以上の金額を使うことになります。

オンライン家庭教師を毎月の月謝だけで選ぶのは危険です。

月謝が安くてもシステム利用料や教材の購入が必要なオンライン家庭教師もあります。

オンライン家庭教師の料金体系を知らないせいで、予定外の初期費用や月謝を支払うことになった人をたくさん見てきました。

オンライン家庭教師探しで損をしないためにも必要な金額を把握してから、オンライン家庭教師を選びましょう。

まずは、オンライン家庭教師の初期費用から見ていきましょう。

オンライン家庭教師の初期費用

オンライン家庭教師では、次の3つが初期費用として必要になります。

ここからは、詳しい内容をそれぞれ見ていきましょう。

必要なものを購入するための金額

オンライン家庭教師に必要なものは、以下の8つです。

  1. インターネット回線
  2. パソコン
  3. Web会議ツール
  4. 教材
  5. Webカメラ
  6. ヘッドセット
  7. ペンタブレット
  8. 書画カメラ

オンライン家庭教師で授業を受けるためには、次の4つが必須になります。

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必要度機材購入金額の目安
★★★インターネット回線(すでに自宅にあれば)0円
★★★パソコン0円~40,000円
★★★Web会議ツール無料
★★教材0円~15,000円
0円~55,000円程度

インターネット回線、パソコン、Web会議ツールに加えて教材しだいで金額が変わってきます。

学校のテキストやワーク、宿題を使った授業を希望する場合は、新たに教材を購入する必要はありません。

オンライン家庭教師の教材購入が必須の場合は、国数英の3教科の教材の合計金額が15,000円程度になる場合もあります。

授業を充実させるために必要なものは…

  • Webカメラ
  • ヘッドセット
  • ペンタブレット
  • 書画カメラ

の4つになります。

最低限必要なものに加えて、授業を充実させるために必要なものも用意した場合は…

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必要度機材購入金額の目安
★★★インターネット回線0円
★★★パソコン0円~40,000円
★★★Web会議ツール無料
★★教材0円~15,000円
★★Webカメラ2,000円〜
★★ヘッドセット3,000円〜
★★ペンタブレット7,000円〜
12,000円~67,000円前後
※今回は書画カメラではなくペンタブレットを準備した場合で計算。

※価格は参考価格です。購入する時期やショップによって金額は変動します。

インターネット回線、パソコンがあれば0円で始められますが、ヘッドセットやペンタブレットなその機材がある方が充実した授業を受けられるので12,000円前後の初期費用は必要と考えましょう。

利用するオンライン家庭教師によっては機材のレンタルが可能で、Webカメラやヘッドセットのレンタル料金が無料の場合もあります。

レンタルを活用すると初期費用の金額を抑えられるので、活用できる場合は積極的に活用しましょう。

体験授業に必要な金額

実際にオンライン家庭教師を体験をしてから入会ができるように、多くのオンライン家庭教師が体験授業を実施しています。

多くのオンライン家庭教師では無料で体験授業を受けられます。

体験授業を受ければ、実際にオンライン家庭教師の中身をチェックできます。

また、体験授業を複数のオンライン家庭教師で受ければ、オンライン家庭教師同士を比較することも可能です。

オンライン家庭教師によって所属する講師が違います。1つのオンライン家庭教師にこだわらず、複数のオンライン家庭教師で講師を探す方が理想の講師に出会える確率が高くなります。

実は「体験授業を受けるメリット」がもう1つあります。

体験授業を受けると入会金の割引が受けられることです。

オンライン家庭教師によっては、無料体験を受けたら「入会金が無料」になる場合があります。

体験授業をすることによるデメリットはまったくありません。

オンライン家庭教師をはじめることに不安を感じているのであれば、まずは体験授業を受けてみましょう。

オンライン家庭教師の入会金

オンライン家庭教師の会社の大半で、入会時に「入会金」が必要になります。

オンライン家庭教師の入会金を4つの会社で比較してみました。

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入会金備考
オンライン家庭教師A33,000円→0円期間限定キャンペーンで0円
オンライン家庭教師B26,000円2人目は13,000円(半額)に
オンライン家庭教師C22,000円
オンライン家庭教師D16,500円→0円無料体験を受ければ0円

入会金の金額はオンライン家庭教師によって様々で、入会金の相場は15,000円~30,000円です。

入会金が期間限定キャンペーンで0円になるオンライン家庭教師、体験授業を受けると入会金が割引されたり、入会金が0円になるオンライン家庭教師もあります。

ただし、入会金が不要な代わりに、毎月の月謝に加えて管理費やシステム利用料が必要な場合もあるので注意が必要です。

気になるオンライン家庭教師が見つかったら、入会金が無料になるキャンペーンや割引が行われていないかチェックしてみましょう。

オンライン家庭教師の月謝

オンライン家庭教師は講師が「ご自宅に訪問しない」ので講師の交通費が発生せず、月謝が安くなります。

オンライン家庭教師の月謝は、1ヶ月あたり15,000円~40,000円が相場です

本格的にオンライン家庭教師を探す前に、決めておきたいのが予算になります。

とりあえず1年間の利用を想定して、年間でオンライン家庭教師に支払える予算を求めましょう。

年間の予算から初期費用を引いたものを12で割った金額が「1か月に支払える月謝」になります。

月謝

オンライン家庭教師の月謝は、次の5つの要素で決まります。

言うまでもなく、オンライン家庭教師のサービス内容は月謝に比例します。

オンライン家庭教師の月謝を決める要素をそれぞれ確認していきましょう。

授業料の金額

オンライン家庭教師の月謝のほとんどが「授業料」で決まります。

オンライン家庭教師の授業は「コマ制」と「月額定額制」に分かれます。

コマ制は、1コマ(30分)で3,000円というように「1回の授業ごとに料金が発生する料金体系」です。

コマ制を採用しているオンライン家庭教師は、それぞれの会社で1コマの授業時間が異なります。

一方、月額定額制の場合は50分の授業が月4回で月額14,300円〜というように金額があらかじめ決められています。

オンライン家庭教師の授業の回数が週に1回の場合、授業料は10,000円~30,000円が相場です。

オンライン家庭教師の授業料が高くなるポイントは、次の3つになります。

  • 学年が上がる
  • 利用する目的
  • 講師のレベル

それぞれ、確認していきましょう。

学年が上がると高くなる

中1から中3まで授業料を固定しているオンライン家庭教師もあれば、中1・中2・中3の授業料がそれぞれ固定されているオンライン家庭教師もあります。

また、中1と中2に月謝と受験生である中3の授業料を高めに設定しているオンライン家庭教師もあり、オンライン家庭教師ごとに金額の設定が違います。

オンライン家庭教師は基本的に「学年が上がる」と授業料が高くなると考えましょう。

指導内容によって変わる

オンライン家庭教師では、指導内容によって授業料の金額が変わってきます。

  • 学校の授業のフォロー
  • 定期テストの点数アップ
  • 高校受験対策

授業のフォローよりも定期テストの点数アップ、定期テストの点数アップよりも高校受験対策の方が指導が難しくなります。

当然、指導する内容に比例して金額が高くなります。

利用する目的によって金額が変動することを押さえておきましょう。

講師のレベルによって変わる

オンライン家庭教師では、レベルが高い講師つまり実績がある講師に指導を依頼すると授業料が高くなります。

あるオンライン家庭教師サービスを例に挙げて説明していきましょう。

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月4回の授業料
大学生14,500円
社会人のプロ講師27,000円
※1回の授業は60分

社会人のプロ講師は大学生の講師の約2倍の授業料になっています。

社会人の講師の方が大学生の講師よりも授業料が高い理由は、プロ講師はその道のプロなので大学生の講師より専門的な指導が可能だからです。

「専門的な指導が可能=指導の引き出しが多い」ことを指し、実績に裏打ちされています。

ここまで聞くと社会人のプロ講師が良いとなりそうですが、そうとは限りません。

社会人のプロ講師にもデメリットが存在します。

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講師メリットデメリット

大学生
・生徒と打ち解けやすい。
・受験の体験談を聞ける。
・授業料がリーズナブル。
・指導力や経験不足の可能性がある。
・長期間受け持てる保証がない。
・授業日の変更が生じるリスクがある。
社会人の
プロ講師
・経験や実績がある講師が多い。
・高い指導力を持っている。
・授業日の変更が少ない。
年齢が離れていると生徒と打ち解け
 にくい可能性がある。
授業料が高め。

学校の先生で例えるならば、大学生の講師を新任の先生とすると、社会人の講師はキャリアを積んだベテランの先生というイメージです。

月謝は高くなりますが、高い指導力を持つ社会人のプロ講師に指導を依頼すれば安心です。

反対に年齢の近い大学生の講師にリーズナブルな月謝で指導を依頼するのも良いでしょう。

また、大学生の講師を選ぶときに授業料に影響するのが講師の所属大学です。

あるオンライン家庭教師を例に説明していきましょう。

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月4回の月謝
東大生・京大生30,800円
国立大学生17,600円

東大生と京大生の月謝は国立大学所属の講師の約2倍になっており、講師のレベルによって授業料に差が生じることがハッキリと分かります。
※1回の授業は60分で比較しています。

より偏差値の高い大学生の方が質の高い授業が可能と判断され、金額が高めに設定されています。

↓講師の違いをオンライン家庭教師の選び方で詳しく解説▼

オンライン家庭教師別の授業料

中学生の授業料をコマ制のオンライン家庭教師、月額定額制のオンライン家庭教師でそれぞれまとめました。

個人のオンライン家庭教師の授業料の相場も併せて紹介しているので、参考にしてください。

コマ制のオンライン家庭教師

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オンライン家庭教師月謝
エイドネット1コマ(45分):1,625円~
ゴーイング1コマ(30分):1,000円
家庭教師 学参1コマ(60分):4,400円~
Netty1コマ(60分):6,500円~
コマ制のオンライン家庭教師

※月謝とは別に、管理費やシステム利用料が必要な会社もあります。

月額定額制のオンライン家庭教師

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オンライン家庭教師授業料
家庭教師のトライ月4回(60分):10,000円台~
e-Live月4回(30分):11,000円~
※講師はAランク(上から2番目)
Wam月4回(40分):7,600円~
Netty月4回(50分):14,300円~
月額定額制のオンライン家庭教師

※月謝とは別に、管理費やシステム利用料が必要な会社もあります。

個人のオンライン家庭教師

ここまでは、会社が運営しているオンライン家庭教師を見てきました。

個人で行っているオンライン家庭教師と契約を結んだ場合の金額も気になります。

個人の場合は管理費やシステム利用料などの経費がかからないので、会社で運営しているオンライン家庭教師より2割から4割くらい金額が安くなる傾向にあります。

ただし、生徒も講師も個人同士なので万が一トラブルが起こったときには仲介はできません。

多少のリスクは覚悟の上で月謝を抑えたい場合は、個人のオンライン家庭教師の利用を検討しましょう。

管理費やシステム使用料の金額

オンライン家庭教師の中には、月謝に加えて管理費やシステム使用料が必要な会社があります。

管理費は「オンライン回線の快適性を管理するために必要な金額」です。

システム使用料は「オンライン家庭教師のシステム(例えば専用アプリ)を使用するために必要な金額」になります。

管理費やシステム使用料の金額は、1ヶ月あたり2,000円~3,000円前後が相場です。

次の2つの条件で指導を受けた場合で、2つのオンライン家庭教師の授業料を比較します。

  • 中学2年生
  • 授業は週1回60分
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授業料
オンライン家庭教師A11,400円
オンライン家庭教師B13,200円

オンライン家庭教師Bよりオンライン家庭教師Aの授業料が安いです。

ところが、管理費を足してみると…

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授業料管理費月謝
オンライン家庭教師A11,400円3,300円14,700円
オンライン家庭教師B13,200円0円13,200円
中学生が週1回60分の授業を受けた場合

となり、オンライン家庭教師Aの方が金額が高くなります。

管理費やシステム使用料が授業料に含まれない場合もあるので、パンフレットや体験授業で確認が必須です。

授業料に管理費やシステム使用料を加えた、トータルの月謝を必ず確認しましょう。

機材レンタルの金額

必要な機材をレンタルできるオンライン家庭教師もあります。

機材のレンタル料金と購入料金の相場は、下の表の通りです。

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必要度機材レンタル料金(最低)購入金額の目安
★★★パソコン1,980円~40,000円〜(中古)
★★Webカメラ無料3,000円〜
★★ヘッドセット無料3,000円〜
ペンタブレット980円~5,000円〜
書画カメラ1,980円~12,000円~
機材のレンタル料金や購入料金の相場

※レンタル料金は1ヵ月当たりの金額です。

無料でレンタルが可能な場合は、レンタルの利用を前向きに検討しましょう。

有料のレンタルの場合は、月々のレンタル料が月謝に加算されることになります。

ペンタブレットの有料レンタルなら、半年くらいで元が取れてしまいます。

機材によってはレンタルではなく購入を検討しましょう。

レンタルを活用するときは、機材を破損してしまったときのために、補償条件を確認してから利用してください。

オンライン自習室の金額

オンライン自習室はオンライン家庭教師の授業の日以外にも「集中して勉強する環境」が手に入る、超おすすめのサービスです。

評判の良いオンライン家庭教師は、積極的にオンライン自習室を運用しています。

オンライン自習室の料金は、1ヶ月あたり1,000円〜15,000円が相場です。

オンライン自習室を利用する場合は、月々のオンライン自習室の料金が月謝に加算されることになります。

オンライン家庭教師の月謝を比較する場合、オンライン自習室の料金を加算したトータルの金額を比べましょう。

退会にかかる金額

いざオンライン家庭教師を始めてみたら「思っていたのと違う」、「子どもが想像と違ったと言い始めた」…その結果、やっぱり辞めたい!となったときに、問題になるのが「退会の方法」「退会にかかる金額」です。

オンライン家庭教師の退会は、利用しているオンライン家庭教師に問い合わせて退会の意思を伝えるだけでOKです。

退会を希望する時期やタイミングによっては、退会を希望する月の翌月の料金が発生する可能性も出てくるので事前に確認する必要があります。

オンライン家庭教師を退会するときに気を付けたいのが解約金で、解約金の金額は20,000円前後になるケースが多いです。

退会時に解約金が必要になるオンライン家庭教師は少ないですが、半年分や1年分の授業料クーポンを購入している場合は話が変わって来ます。

クーポンを購入すると料金が割引されますが、途中で解約すると払い戻しがされず、買取になってしまいます。

退会時のことまでは確認し忘れる保護者が多いです。

トラブルや不要な支出を無くすためにも入会時にしっかりと確認しましょう。

オンライン家庭教師の金額を安くおさえる4つのコツ

オンライン家庭教師の金額を安くおさえる4つのコツは下記の通りです。

  • 家庭にある機材の活用、またはレンタル機材を利用する。
  • 入会金の割引キャンペーンを利用する。
  • 分かりやすい料金体系の会社を選ぶ。
  • 退会にかかる料金が無料の会社を選ぶ。

家庭にある機材やレンタル機材を利用すれば初期費用を抑えることができます。

オンライン家庭教師の会社では期間限定で入会金の割引キャンペーンを実施しているので、活用することで必要な初期費用を抑えられます。

料金に関しては、各種追加料金が必要なオンライン家庭教師はトータルの料金が分かりにくくなってしまうので、料金体系が分かりやすい会社を選ぶようにしましょう。

多くの保護者が忘れがちですが、入会金だけでなく退会にかかる料金が不要な会社にしておくことも忘れないでください。

オンライン家庭教師の金額

オンライン家庭教師の金額は、次の2つで決まります。

  • 初期費用
  • 毎月の月謝

オンライン家庭教師に必要な機材を知らないと、無駄な機材を購入してしまって初期費用に必要以上のお金がかかってしまいます。

オンライン家庭教師を毎月の月謝だけを見て選ぶのは危険です。

月謝が安くても管理費が必要だったり、教材の購入が義務のオンライン家庭教師もあります。

オンライン家庭教師の金額を安くおさえるコツは下記の通りです。

【初期費用】

  • 家庭にある機材、またはレンタルを利用する。
  • 入会金の割引キャンペーンを利用する。

【月謝・退会金】

  • 分かりやすい料金体系の会社を選ぶ。
  • 退会にかかる料金が無料の会社を選ぶ。

「料金相場」をきちんと把握してから、オンライン家庭教師を上手に選びましょう。

この記事が、お子さんの勉強のお役に立てば幸いです。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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