高校受験1か月前の勉強法「やってはいけない勉強法をやってない?」

高校受験1ヶ月前の勉強法
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高校受験の1か月前になると、どうしても不安になることが増えます。

高校受験1ヶ月前の勉強法をきちんと行えば、ラストスパートで点数アップが可能です。

一方で、やってはいけない勉強を行ってしまう危険性もあるので注意が必要になります。

この記事では、「高校受験1ヶ月前の勉強法」や「高校受験1ヶ月前の注意点」について解説します。

以下は僕の自己紹介です。

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高校受験1ヶ月前の勉強法

高校受験1ヶ月前の勉強法では、次の2つを押さえましょう。

それぞれ、くわしく解説します。

志望校の過去問を解く

志望校の過去問

2学期が終了するまでに基礎固めを終え、冬休みには高校受験で出題されやすい問題の対策を行いましょう。

冬休みの勉強法と過ごし方

「基礎固め」と「高校受験で出題されやすい問題の対策」が終わっている受験生が、高校受験1ヶ月前にするべきことは「志望校の過去問を解くこと」です。

志望校の過去問を解くときには、本番と同じ時間で解くようにしましょう。練習でできないことは本番でできないことを忘れず、本気で過去問に取り組みましょう。

過去問は、通信販売や書店で販売しているので簡単に手に入れることができます。

▼高校入試の過去問はこれですべてカバーできます

高校受験では出題問題数や問題の難易度が変わることはほとんどないので、過去問を解くことで出題傾向をつかむことが出来ます。

見方を変えれば、過去問を解いたときに点数が目標点数を下回っている場合は「合格できる可能性が低い」ということになります。

取れる点数を「落とさないこと」が大事

点数を落とさない

過去問の解答を行ったら、次の3つのサイクルで勉強をすることが重要です。

  1. 過去問を解く
  2. 弱点の確認
  3. 2学期まで使っていた問題集で弱点を復習

実は、高校受験の目的は合格させることではなく「合格できない受験生を判別すること」です。

つまり、取れる点数(受験生が確実に得点する問題)を落とさない受験生が合格を勝ち取ります。

ここからは、取れる点数を落とさないためのポイントを押さえてください。

過去問を解いたときに、問題を4つに分けましょう。

  1. 全く理解できない問題
  2. 模範解答を見たら解ける問題
  3. 暗記すれば確実に解ける問題
  4. ケアレスミスで落とした問題

注目すべきは2〜4の3つです。

1の高校受験1ヶ月前の段階で全くできない問題は、思い切って捨ててしまいましょう。

勉強スケジュールに沿って準備をしてきた受験生なら、この戦法でも十分に戦えます。

取れる点数を落とさないことが合否を分けるので……

模範解答を見たら解ける問題
→理解できるまで粘って、3日後に再チャレンジ

暗記すれば確実に解ける問題
→恐らく、ど忘れしている穴なので再確認して確実に得点

ケアレスミスで落とした問題
→有効な対策は「見なおし」だけ。問題を解くスピードアップが必要

という3点を徹底的に対策するようにしましょう。

大事な事なので、もう一度言います。

高校受験の目的は合格させることではなく「合格できない受験生を判別すること」です。

合格ラインを越えれば、高得点を取る必要はありません。

確実に取るべき点、つまり他の受験生が得点する問題で得点できれば不合格になるわけがないのです。

高校受験1ヶ月前に「やってはいけない」勉強法

高校受験1ヶ月前に「やってはいけない」勉強法は、次の4つです。

それぞれ確認していきましょう。

過去問の解きっぱなし

高校受験1ヶ月前にするべきことは「志望校の過去問を解くこと」とお話しました。

志望校の過去問を解くときに、一番行ってはいけないことが「過去問の解きっぱなし」です。

過去問を解く理由は、出題傾向を掴んだり、本番を想定した練習など様々あります。

過去問を解くときの様々な目的の中でも重要なのが、弱点の確認になります。

過去問に出題されている問題は、分厚い教科書の中でも重要度が高いから出題されている問題です。

解けなかった問題を解きっぱなしにして、出来るようにしなければ似た問題が本番で出題されても正解できるはずがありません。

過去問は解きっぱなしにせず、必ず完璧に解けるようにしましょう。

新しい問題集に手を出す

新しい問題集に手を出す

過去問を解いて、弱点が見えてくると新しい問題集を使って勉強するべきではと考える受験生が出てきます。

他にも、高校受験に抱く不安から「勉強していないことが出題されるかも」と考えて、新しい問題集を使おうとする受験生もいます。

新しい問題集に手を出すのはやめておきましょう。

そもそも、2学期まで勉強で使ってきた教材は「学校で配布されたプリント」「自分で納得して選んだ問題集」のはずです。

  1. 新しい問題集が1ヵ月で消化できる保証はない
  2. すでに定着している知識も確認することになり、時間のムダが生じる
  3. 使ってきた問題集の復習がおろそかになる

というように、高校受験1か月前に新しい問題集に手を出すのはリスクが高くなります。

まとめノートの作成

まとめノートの作成

高校受験1か月前になると「まとめノートの作成」をせっせと始める受験生を良くみかけます。

確かに勉強のまとめとするのは復習にもなりますし、試験の直前に見直しをするツールとしても心強いでしょう。

気持ちは分かりますが、まとめノートの作成は時間のムダに終わります。

多くのまとめノートは、教科書などのポイントを色を変えて書き写すだけのもので、後から見ても何の役にも立ちません。

まとめノートをつくる時間を暗記の確認に使った方が、本番の点数アップに期待が持てます。

高校受験1か月前にまとめノートを作成するのはやめましょう。

勉強のペースを変える

高校受験1か月前になると「頑張り過ぎは良くない」と勉強のペースを落としてしまう受験生がいます。

確かに、無理をすると体調を崩す原因になります。高校受験1か月前に体調を崩してしまうと、ラストスパートに大きく影響します。

逆に、高校受験が近づいてきたという焦りから勉強量を増やして一夜漬けのように勉強のペースを上げてしまう受験生も良くありません。

どうすればよいのかと言うと、勉強のペースをキープすることを心掛けてください。

正直、高校受験1か月前にできることは限られます。高校受験1か月前だからこそ、それまで積み上げてきた勉強を信じて、残り1ヵ月でできる勉強を一生懸命するべきです。

高校受験1ヶ月前にするべきこと

高校受験1ヶ月前にするべきことは、次の3つです。

それぞれ見ていきましょう。

高校受験前の不安への対処法

不安への対処

高校受験が目前の1カ月前になると、高校受験に間に合わないんじゃないかという不安が生じます。

勉強不足なら、「もう残り1ヶ月しかない」と思うでしょうし、予定通りに受験勉強のスケジュールをこなしていても「間に合わないかもしれない…」と思うのが普通です。

模試で思うように結果が出せていないと、不安が増すのも当然と言えます。

このように、高校受験に対する不安はあって当然で、受験生全員が多かれ少なかれ抱えます。

高校受験では例年の合格ラインはあくまで目安で、同じくらいの学力の生徒同士で競い合い、入試の点数が上位の受験生から合格していきます。

定期テストとは違い、高校受験では他の受験生の点数に左右される不確実性が大きくなるので不安になって当然と考えましょう。

ここからは、不安に対する対処法を3つ紹介します。

結果を気にすぎないようにする

お子さんが高校受験前に過去問を解いたり、模試の結果を見ると予想以上の結果に喜んだり、出来が悪くて落ち込んだりするでしょう。

結果は大事ですが、結果に振り回されてしまうのは問題です。

予想以上の結果で油断してしまうのもダメですし、出来が悪いからと落ち込みすぎると高校受験に向けた不安がより増えてしまうでしょう。

高校受験で合格する受験生は、良い結果なら自信に変えて油断しないように気を引き締めますし、出来が悪くても失敗を次に生かせるように切り替えることができます。

どんな結果でも冷静に分析して、高校受験本番に向けてやる気をアップさせるようにしましょう。

お子さんに成長を自覚させる

勉強するときにはライバルの存在が貴重になります。

ライバルがいることで、負けたくないという気持ちから「やる気が高まる」のは間違いないです。

ところが、高校受験1か月前になると『ライバルは自分』という考え方に変えた方がうまく行きます。

高校受験前の不安を解消しようと他の受験生と比べると、お子さんは「〇〇さんの方が自分より頑張っている」と考えて不安が増すことがあります。

高校受験前1ヵ月と言う土壇場で、今のお子さんと比較するべきは過去のお子さんです

お子さんに過去の自分と比べて、今の自分の成長を自覚させることを心掛けましょう。

お子さんは努力を認められれば、不安な思いも自然と消えていきます。

志望校に通う自分をイメージさせる

合格したイメージ

高校受験に対して不安になると、どうしても悪いイメージを持ってしまいがちです。

不安だからこそ、お子さんにはポジティブに物事を捉えるように話ましょう。

そもそも高校受験の目的は、志望校に入学して目標や夢をかなえるためだったはず。

合格して志望校に通う自分をイメージすれば、不安をやる気が上回るでしょう。

体調管理を徹底する

高校受験1ヶ月前は、これまで以上に体調管理を徹底する必要があります。

「睡眠時間の確保」「栄養バランスのとれた食事」を最優先に行ってください。

高校受験が近くなると、ついつい夜遅くまで勉強を頑張ってしまう受験生が増えます。

睡眠時間を削ると疲れがたまりやすくなり、疲れがたまると体力が落ちて体調を崩しやすくなるでしょう。

また、高校受験が近づくと忙しさから食事を抜いたり、栄養補給を無視した簡単な食事で済ませようとする受験生も増えます。

食生活が乱れると免疫力が低下するので体調を崩しやすくなり、勉強中の集中力が低下するでしょう。

他にも、勉強する場所の温度の調整や外出時の服装など体調管理のためにするべきことは山ほどあります。

体調管理徹底するようにしましょう。

病院で適切な処方をしてもらう

適切な処理

高校受験1ヵ月前は、風邪やインフルエンザが流行しやすい季節です。

受験本番にベストの体調で臨むのは当然ですが、高校受験に向けてラストスパートをする1カ月前に体調を崩すと勉強が停滞してしまいます。

まずは風邪やインフルエンザの予防を第一に考え、冬休みまでに病院でインフルエンザワクチンを打ってもらうなど対策を行っておきましょう。

とはいえ、どんなに注意していても、インフルエンザなどの感染症にかかってしまうこともあります。

高校受験1ヵ月前に体調面で違和感を感じたら、病院で適切な処方をしてもらうことも検討してください。

風邪やインフルエンザ以外にも、2月から3月の受験シーズンには花粉症などのアレルギーで体調を崩す受験生が最近は多くなってきました。

風邪やインフルエンザと同様に、薬の処方などを病院でお願いしましょう。

面接の練習を計画的に

面接の練習

高校受験まで1ヶ月を切ってきたら試験対策に加えて「面接の練習」を計画的に行いましょう。

学校でも面接の対策はあると思いますが、1人にかけられる時間は限られているので十分とは言えません。

面接でよく質問される定番の質問や答え方などを、先生や志望校の受験を経験している先輩に聞くなどして調査してください。

▼高校受験の面接の対策はコチラをチェック↓

面接の受け答えは練習回数に比例して上達します。家庭でも模擬面接などを行えば、自信を持って本番に臨めるので、本番で緊張を和らげることができるはずです。

家庭では「穏やかな雰囲気」づくりを心がける

高校受験の本番が近づくと、保護者も不安になるものです。

我が子の様子を見ていて、ついつい言わなくてもいいことを言ってしまったり、イライラしてしまいがち。

イライラをお子さんにぶつけてもメリットは少ないので、高校受験に対する不安や愚痴を聞いてあげるくらいの姿勢でちょうどいいです。

程よい緊張感が保てるように、家庭では「穏やかな雰囲気」づくりを心がけましょう。

高校受験1ヶ月前の勉強法

高校受験1ヶ月前の勉強法では、次の2つを押さえましょう。

やってはいけない勉強法もあって、特に「過去問の解きっぱなし」「新しい問題集に手を出す」「まとめノートの作成」などは絶対に避けなければいけません。

高校受験1か月前になると不安からは逃れられないので、お子さんのサポートは必須です。

体調管理やメンタルの管理はお子さん任せにはできない、保護者の腕の見せ所になります。

▼高校受験直前の勉強に関する記事もあるので、ぜひチェックしてください。

高校受験に万全の態勢で臨めるよう、お子さんのサポートをしてあげましょう。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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