内申点とは?内申点が足りない中学生が上げる方法を大公開

高校受験の内申点とは?
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内申点とか内申書の「内申」というワードを知っていますか?

内申は高校受験の合否に大きく影響します。

その事実を知っているのと知らないのではとてつもない差がうまれるのです。

この記事では、内申点について徹底的に解説します。

以下、信頼性のため自己紹介します!

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目次

高校受験の内申点とは?

高校受験では「内申点」が超が付くほど重要です。

実は、高校受験の内申点は中間テストや期末テストといった「定期テストの結果」でほとんど決まってしまいます。

5教科は基本的に相対評価で成績が決まります。

参考:相対評価は偏差値で順位付けを行い、上位20%が5というように評価する方法です。

割合偏差値
1位から20位
(20%)
60以上
21位から50位
(30%)
50以上
51位から90位
(40%)
40以上
下位10%程度30以下
1ほぼ0%
100人の生徒がいる場合の相対評価の表

基本的に、教科の先生は上の表の評価は定期テストの点数で決めます。

その上でボーダーラインにいる生徒の評価を、授業態度や提出物の状況で調整するのが一般的な評価方法です。

学校によって規模や在籍する生徒のレベルも異なるので、その部分が加味されて判定されます。

内申点が反映される調査書の内容は絶大な力を持ちます。

定期テストの偏差値が50未満の生徒は、授業態度や提出物の状況がどんなに良くても5は取れません。

高校受験の内申点を上げるためには、定期テストの成績アップが絶対に必要です。

大事なのでもう一度言います。

授業態度や提出物のクオリティーも重要ですが、高校受験の内申点のウエイトのほとんどを占めるのが『定期テストの結果』です。

学校によって異なる部分はありますが、一般的に勉強の評価の7割程度が定期テストの結果によって決まると考えて良いでしょう。

調査書と通知表の違い

調査書と通知表の違いを確認しておきましょう。

どちらも、成績や評価などが記載されている点では同じです。

【調査書】
学業成績に加えて、課外活動や取得資格など生活全体を評価してまとめたもの

【通知表】
学期ごとに教科それぞれの評価をまとめたもの

通知表は生徒や保護者が成績を把握するための資料です。

調査書は受験する学校に対してその生徒の評価を伝えるための資料となります。

通知表は保護者も見ることができますが調査書は見ることができない極秘文書なのです。

したがって、学校で担任が内申点を加味して作成した調査書が受験校に提出され、受験の合否判断に大きな影響を与えることは間違いありません。

内申点が書かれる調査書の項目

内申点は「調査書」に書かれます。

調査書の中身は、次の6項目になります。

  1. 勉強に対する興味関心
  2. 勉強の理解度
  3. 思考力のレベル
  4. 生活態度
  5. 課外活動の記録
  6. 欠席や遅刻の理由

それぞれ、説明していきます。

勉強に対する興味関心

内申点が反映される調査書では授業態度も評価の対象となります。

積極的に授業に参加しているかは当然、最重要視されます。

おとなしい生徒もいるので活発どうかの評価ではありません。

居眠りしないかなどの明確な基準が存在します。

提出物を期限内に提出しているか忘れ物をしていないかも評価の対象となります。

テストでどんなに良い点を取っても、授業態度が悪く興味がないと判断されれば内申点が下がってしまいます。

勉強の理解度

勉強の理解度

学校では、模試・定期テスト・実力テストなど様々な種類のテストが実施されています。

内申点が反映される調査書に影響を与えるのは「定期テスト」です。

定期テストの結果で理解度が判断されます。
※実力テストや模試の成績は除外して評価しています。

体育や美術などの実技科目では筆記テストが行われない場合もあります。

このような場合は、授業内容が身に付いているが評価されます。基本的に相対評価ではなく絶対評価となります。したがって、クラスに通知表の評定が5の生徒が理科に比べて多いのです。

参考:絶対評価は基準をクリアしていれば、成績が5になる評価法。クラス全員ができていれば全員5になる。

思考力のレベル

内申点が反映される調査書には観点別評価という項目があります。

観点別の評価には、思考力や判断力など細かく項目が設定されています。

この項目でいかに高評価を得ているかが非常に重要です。特に思考力のレベルはこの観点別評価でしか評価されません。高校の合否判定で大きなウエイトを占めていると断言できます。

この観点別評価も、5段階評定と同様に中学1年生から3年生まで毎年評価されています。

実は、この観点別評価は侮れません。受験時に、観点別評価で低い項目が複数あるとその段階で受験ができないという事態が起こります。
※模試で志望校の偏差値が合格基準に達しているのに、担任からそれとなく進路変更を進められるのはこれが原因です。

修正することはできない重要な評価なので、中3になってからの対策では間に合わないため注意が必要です。

生活態度

調査書には内申点に関すること以外に、普段の生活態度も記入されます。

高校受験では、成績以上に生活態度を重要視する高校もあります。

特に、遅刻が多い生活指導上の問題点などは確実に不利な材料となってしまいます。

課外活動の記録

課外活動の記録

部活動

部活動の実績が記入されます。

全国大会出場などが評価されるのはもちろんですが、部活に毎日参加して3年間やり遂げたかどうかが最も重要視されます。

生徒会活動

生徒会は選挙で選出されないとできない活動です。

正直、部活動に比べて評価が高いとは言えません。活動しておくと有利になることは間違いありません。

学校行事

体育大会や文化祭などの活動への取り組みも記入する欄があります。

生徒会同様、部活動に比べて評価が高いとは言えませんが、特記事項として記入される実績があれば目立つことは間違いありません。

欠席や遅刻の理由

先に触れましたが、遅刻が多いと不利になるケースが多いです。

高校は義務教育ではなくなるので、欠席や欠課時数が多くなると進級できなくなります。

当然、特別な理由がない欠席や遅刻の多い生徒は高校の立場としては受け入れたくないと思っているのでどう判断されるかはもうお分かりですよね。

内申点を上げる方法

内申点を上げる方法は……

  1. 課外活動を頑張る
  2. 授業態度を省みる
  3. 提出物のクオリティーを上げる

の3つになります。

課外活動を頑張る

勉強がメインではありますが、勉強以外の活動も頑張りましょう。

調査書には部活・生徒会・学校行事の実績、英検などの資格取得などの記入欄もあります。

個性をアピールできる部分ですので、頑張りはプラスに評価されます。

これからの日本では主体的に動ける人材を求められます。求められる人材になるためにも、ぜひ意識してください!

授業態度を省みる

授業の妨害や他生徒への迷惑行為は論外で、居眠りや私語などはマイナスポイントです。

授業で行われる、小テストも成績評価の材料となります。

定期テストでは範囲が広いので高得点を取ることが難しい教科もあるでしょう。

範囲の狭い小テストで満点を取り続ければ、高評価を得られることは間違いありません。

悲しいかな、調査書には嘘が書けません。したがって、事実を書かざるを得ないのです。

先生方も一生懸命に授業や小テストの準備をされています。その苦労に報いるためにも、真面目に授業を受けましょう。

提出物のクオリティーを上げる

提出物は主に宿題となります。期限を守って出すことは当たり前です。

期限を守って、とりあえず出すのでは内申点を上げる事にはつながりません。

白紙のままでプリントを提出したり、全部赤ペンで答えを書いたものは心象が悪いです。

また、友達の宿題を丸写しにすることは無意味です。先生方はプロですから簡単に見抜かれます。

その場しのぎでは結局はテストで化けの皮が剥がれます。

宿題では全問正解、テストはボロボロ。矛盾した解答用紙を見ると先生がどのような心境になるかは考えれば分かりますよね。

出せばOKという感覚では評価は下がる一方ですし、高校受験の時に後悔する羽目になりますよ。

定期的に宿題の提出状況を保護者がチェックするようにしましょう。

残念ながら、お子さんお言葉を鵜吞みにしてはいけません。提出物のクオリティーは内申点でも重視されるポイントなので、要注意です。

高校受験の内申点とは?

高校受験では、調査書によって内申点が志望校に報告されます。

高校受験の合否は試験の点数と内申点を併せて判定するので、内申点が悪いと不利になってしまいます。

授業態度や提出物のクオリティーも重要ですが、内申点のウエイトのほとんどを占めるのが『定期テストの結果』です。

したがって、内申点を上げる一番の方法は「定期テストの点数を上げること」になります。

▼定期テストの勉強法はこちら↓

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定期テストの点数を上げること以外にも、内申点を挙げるコツが3つあります。

  1. 課外活動を頑張る
  2. 授業態度を省みる
  3. 提出物のクオリティーを上げる

以上の取り組みをきちんと行えば、内申点は必ず高くなると断言できます。

内申点に関しては、中3で慌てても取り返しがつかない面があるので、中1の段階から対策しておくことを強くおすすめします。

この記事が、内申点の向上のお役に立つと嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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