中学生にとって身近な素材といえば、ペットボトルや牛乳パックが一般的です。
この記事では、牛乳パックを使った紙づくりを提案します。
シンプルに紙をつくっても面白くないので、リサイクルと結び付けると自由研究を深めることができるでしょう。
参考にしてください。
以下、信頼性のため自己紹介します!

牛乳パックから紙をつくろう

ねらい
牛乳パックを利用して紙をつくり、資源のリサイクルについて考える。
関係する分野
化学
難易度
【難易度の基準】
初級…
中級…
上級…
必要な時間
作業:100分
乾燥:1日~2日
準備物

牛乳パックからつくる実験の準備物は、次の通りです。
材料
- 牛乳パック
- 洗濯のり
- 絵の具
- エッセンシャルオイル
用具
- 鍋
- ミキサー
- 紙すき枠
リンク
操作
牛乳パックから紙をつくる手順は、次の通りです。
【操作1】牛乳パックをしっかりと洗う。

【操作2】牛乳パックを幅2㎝くらいに小さく切る。

【操作3】小さく切った牛乳パックを20分煮込む。

【操作4】表と裏にはってある膜を取り除く。

【操作5】牛乳パック、水、洗濯のりをミキサーにかける。

牛乳パック | 20g |
水 | 500mL |
洗濯のり | 10mL |
【操作6】たらいの中に水をはり、紙すき枠に材料を入れて水平に動かしながら厚さを均一にする。

【操作7】自然乾燥させる。

アレンジ
- 色のついた紙をつくる場合には、【操作5】のあとに絵の具を溶かしましょう。
- 香りのついた紙をつくりたい場合は、【操作5】のあとにエッセンシャルオイルを溶かしましょう。
- 「リサイクルの仕組み」や「SDGs」を踏まえたレポートを作成するのがおすすめです。
アドバイス
- 【操作1】で用意する牛乳パックですが、1Lのサイズの牛乳パックからはがきサイズ4枚分の紙がめやすです。
- 紙の厚さは、材料を紙すき枠に流し込む回数で決まります。一度に大量に入れるのではなく、何回かに分けて入れるのがキレイに仕上げるコツです。
考察のポイント
- 紙は植物の繊維でできていること、繊維がどのような状態になっているのかを押さえましょう。
- 【操作4】の状態のものを「パルプ」と言います。パルプについて調べましょう。
パルプには「機械パルプ」と「化学パルプ」の2種類があることをまとめると評価が高い自由研究になると思います。 - 牛乳パック以外の素材で紙すきをしたらどうなるのかを考察するのも面白いでしょう。古紙を使ったリサイクルだと、インクを取り除く作業が必要になります。
自由研究で困ったら…
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→自由研究テーマの決め方
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