この記事では現役の教員が長年の経験から導き出した、国語の勉強法が分かります。

現役の教員である僕が、ズバリ教えます!
国語の最強の勉強法
漫画がおすすめ
国語だけでなくすべての教科において年々、読解力が重視される傾向が強まっています。
その読解力を鍛える方法としておすすめしたいのが『漫画』です。

僕自身の経験にも基づいているのですが、漫画を読むと読解力や語彙力が高まります。
僕は少女漫画を読み漁って、本への抵抗が無くなりました。
その結果、読書が大好きになったので国語が超得意になりました。
僕の友人には漫画好きが数多くいますが、国語が極端に苦手な人は少ないです。
漫画であれば、活字アレルギーの中学生は読みません。しかし、漫画であればそのハードルが下がります。
好きなジャンルの本は絶対にあります。スポーツでもアクションでも何でもいいのです。
ただし、注意点が1つあります。それは、紙の本で読むことです。
最近人気の電子書籍は持ち運びに便利である点が優れています。
しかしながら、漫画はあくまで入り口で読書につなげることが求められます。
読んだという充実感はページをめくる、読んだ本を本棚に収納することで得られます。
電子書籍ではなく書籍で読む習慣を大切しましょう。
具体的な勉強法
たくの考える国語の最強の勉強法は次の3つです!
①知識問題はポイントを押さえて確実に得点する
②小説・説明文・論説文はたくさんの良問を解く
③作文はとにかく書いて、添削してもらう
これまで教員生活で得た、ノウハウをすべて公開します!
国語の出題ポイント
・知識問題(漢字や文法)
・小説文
・説明文・論説文
・作文
以上の4つが出題されるポイントになります。
それぞれ説明していきましょう。
知識問題は確実に得点する
知識問題は「知っているか」を問う問題なので、思考力を必要としません。
だからこそ、最も点数が取りやすい問題です。
具体的に言うと、国語の知識問題=漢字と文法です。

これらは文章問題と違って、覚えるだけで点数が取れます。
知識問題を落とすと、入試は厳しい戦いになります。合格者は知識問題を確実に得点してくるからです。
国語の現代文は数多の書籍をテーマに問題作成ができるので、予想ができません。覚えることで得点できる分野は確実に得点することが超大事です。
もちろん、入試を分析して出題されやすいポイントを押さえた上で、そこを確実に点につなげることが正攻法です。
↓の記事はおすすめの暗記法です!
小説は「想像力」が大事
小説で問われるのは「心情=登場人物の気持ち」です。
恐らく、中学生にマンガの中ワンシーンを取り上げて、登場人物の心情を聞けばすぐに答えられると思います。
登場人物が泣いているシーンでは、悲しいのだろうと理解することが簡単にできます。
ところが、文章のみになると話が変わります。
読解力がない中学生は「主人公が泣いている」ということすら、理解できません。
理由は簡単です。「イラストがないから」です。
小説文の登場人物には・・・
①なんらかの要因が発生
②要因によって心情が変化
③心情の変化によって行動を起こす
という流れが生じます。
この文章流れの中で、登場人物を想像する力が必要になるのです。
この流れを的確にとらえる力を養成するための勉強法は、解答の「解説部分」を読むことです。
良質な問題を多数解くことで、登場人物の心情を想像する力が身に付きます。
国語の先生方が読書をすすめる理由は「語彙力」と「登場人物の気持ちを読み取る癖」を身につけるためなのです。

結論としては、良質な問題をたくさん解くためにはどうすればいいかが問題になってきますね。
説明文・論説文は筆者の主張に注目
まずは、説明文・論説文の定義を押さえましょう。
説明文…実験や観察の結果わかったことや物事の仕組みや由来などについて、事実を説明した文章。
論説文…筆者が、自分の主張や見解を、筋道立てて論理的に説明した文章。
となります。
当然ですが、文を読むのですから「読解力」が求められます。
端的に言えば、読解すべきは筆者の主張なのです。筆者の主張はその文章の主旨とも言えます。
作者の主張を学ぶのに最も効率的な勉強法も、小説と同様に解答の「解説部分」を読むことです。
解説では「なぜこの答えになるのか」を詳しく書いてあります。この部分を読むトレーニングを積むことで、作者の主張を掴むことができるようになるので読解力も自然と向上していきます。
もっと突っ込んだ話をすれば、試験では筆者の主張しか問えないのです。作者がそう断言していることだから、自信を持って問えるという言い方もできます。
『~である』と言い切っている部分は作者の主張です。この主張の中で、最も強調したい部分が解答になりえます。この部分はトレーニングで鍛えることが可能です。
最終的に、諸説と同様に良質な問題をたくさん解くためにはどうすればいいかが問題になってきます。
文を書く力は必須
昨今、入試では「アウトプット能力」が問われる機会が激増しています。
当然ながら、国語では「文章を書く」の力が問われます。
元々、作文や小論文は高校入試で試験科目になることが多かったですが、今後はますます注目されると確信しています。
よく入試対策の作文でオリジナリティーを追い求める生徒を見ますが、間違っています。
読書感想文などとは異なり入試における作文で大切なのは「個性」ではなく、「わかりやすさ」です。
大事なことなので、もう一度言います。作文を書く際に必要なことは「わかりやすく」書くことです。

わかりやすい文章を書く方法はシンプルで、とにかく文章を書いてみることです。書くことに加えて、時間を置いて文章を読み返して、「もっとわかりやすくする方法」がないか研究することが大切です。
最後に、爆速でわかりやすい文章が書けるようになる方法も教えます。それは、だれかに作文を添削してもらうことです。
自分では気づかなかった癖などを指摘してもらえば、洗練された文章を書けるようになるまでのスピードが格段に速くなります。
学校の先生にお願いするのもいいですが、その道のスペシャリストにお願いする方がいろいろな面で効率的だと考えます。
国語の最強の勉強法
漫画を読むことで、まずは字を読むことへの抵抗感をなくすことから始めましょう。
文章に慣れることが国語を学ぶうえで土台になります。
たくの考える国語の最強の勉強法は次の3つです!
・知識問題はポイントを押さえて確実に得点する
・小説・説明文・論説文はたくさんの良問を解く
・作文はとにかく書いて、添削してもらう
ことが無駄なく得点を伸ばすためには必要です。
受験対策は特別なものではなく、普段の勉強の中から行うことが必要です。言うまでもなく、早期に開始できればアドバンテージも大きくなります。
とはいえ、何から始めたらいいか分からないし、何よりも塾に行く時間がなかなか作れない中学生が圧倒的に多いのが実情です。
そこで、僕はオンライン学習をおすすめします。学校の授業は、カリキュラムを終えることに追われてしまい高校受験対策が十分にできない場合が多いです。
「受験対策を忙しい合間にしたい」という悩みに対する最適解が『オンライン学習』です。
オンライン学習の教材は受験のプロが分析して作成しているので、狙われやすいポイントに的を絞った指導を受けられます。
ぜひ、オンライン学習を検討してみてください。これからの時代はオンライン学習で間違いないです!
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