自由研究って・・・
「面倒くさい」ものだと思っていませんか?
確かに、何のためにあるのかと存在そのものを疑問視する中学生は多い気がします。
確かに面倒ですし、できるならない方が良いという気持ち、よーくわかります。
自由研究が面倒な最大の理由は、レポートを作成しなければならないからです。
今までレポートを書いた経験がない
正しいレポートの書き方が分からない
となれば尚更です。
実は、自由研究には成績が大幅にプラスになるまとめ方があるんです。
知りたくないですか?知りたいですよね??
ということで、この記事では現役の教員が中学生の自由研究のまとめ方を説明します。
先生はどこを見て自由研究を評価しているのかを知れば、短期間で効果的な自由研究ができるようになります。
この記事が自由研究をまとめるときの助けになれば幸いです!

現役の教員である僕が、ズバリ教えます!
中学生の自由研究のまとめ方
自由研究はレポートを書くことと深い関係があります。
中学生の自由研究のまとめ方は次の3つを押さえることで高評価につながります。
①レポートの書き方
②レポートの9つのパート
③個性を出すこと
レポートには正しい書き方というものがあります。
しかし、大学生になるまでレポートの書き方を教わる機会はなかなかありません。
レポートの書き方で意識するべきこと、高評価の自由研究に共通する書き方、個性を出すためのレポートの書き方をマスターすれば、自由研究で高評価を得ることは難しくありません。
それでは、自由研究の目的から順に確認していきましょう。
中学生の自由研究の目的
自由研究って何の目的があって存在するんでしょうか。
その名の通り、自由に研究を通して「生徒の好奇心を高めること」が目的です。
自由研究はイヤイヤやるのではなく、楽しく取り組んだ方が良いはずです。
→中学生の自由研究テーマの決め方
→中学生の自由研究テーマ30選
自由研究が基本的には、夏休みなど長期休暇中に宿題として出されることが多くのは今も昔も同じです。
自由研究に対する評価は、提出を求めている先生の主観にゆだねられるので明確な基準はありません。
ただ、観点別評価という評価基準があるのですが、この観点別評価に自由研究が大きく影響します。
教科に対する興味関心を測るのにおいて、自由研究はうってつけの材料になります。
自分の意思でテーマを決定して学習を進めるため、生徒の個性が出しやすいことも自由研究の魅力です。
レポートの書き方で意識するべきこと
自由研究をはじめとして、レポートを書くときには・・・
内容が伝わるタイトルを意識する
文末の書き方を意識する
短くシンプルな文章を意識する
の3つを意識するようにしましょう。
それぞれ詳しく説明します。
内容が伝わるタイトルを意識する
自由研究はレポートなのでタイトルが必要になります。
というわけで、まずは「タイトル」のつけ方からです。
2021年の自然科学観察コンクール中学校の部、入賞作品のタイトルをチェックしましょう。
【文部科学大臣賞】
2021年の自然科学観察コンクール中学校の部
飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定
【1等賞】
お米の美味しさ大研究 パートⅤ ~米麴の秘密にせまる~
【2等賞】
液体の波紋が広がる速さ
文部科学大臣賞受賞の「飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定」という自由研究のタイトルを見ていきましょう。
カブトムシがテーマの研究であること
パート7ということは、何度も研究を重ねたこと
がすぐに伝わるタイトルです。
同じように1等賞のテーマは「お米の美味しさ」、2等賞のテーマは「波紋」だとすぐに伝わります。
このように、タイトルは自由研究のテーマがストレートに伝わるタイトルにしましょう。
とカンタンにタイトルが決まったら、苦労する中学生はいないと突っ込まれそうなので奥の手を教えます。
(研究で使った道具+研究内容)+実験
というタイトルの決め方です。
例えば、「ペットボトルの中に線香の煙を入れてペットボトル内の気圧を下げて、温度低下をさせることで雲を発生させる実験」をしたとします。
この実験のタイトルは「ペットボトルと線香の煙(研究で使った道具)で雲を発生させる(研究内容)実験」となります。
大学の研究室でも使うタイトルの決め方です。
レポートでは表紙も必要になります。タイトルが決まったら、表紙も作成してしまいましょう。
表紙に書くべきことは・・・
タイトル
学校名
クラス
名前
の4つです。
書体にこだわる必要は無いと思いますが、明朝体(またはゴシック体)が無難だと思います。
文末の書き方を意識する
「果物を使って電池を作りました。」
一見、問題のない文章のように見えます・・・がレポートの書き方としてはアウトなんです。
「果物を使って電池を作りました。」は「果物で電池を作った。」と書くのが正しい書き方です。
なぜダメなのか、説明していきます。
国語で中学生が作文を書くときには、分割は敬体を使うように指導されているはずです。
敬体は一般的に「です・ます調」と呼ばれ、文字通り「です」や「ます」で終わる文体のことです。
この敬体はレポートでは使ってはいけません。
では、レポートの文末で使うべき文体とは何なのでしょうか。
レポートでは常体と呼ばれる文体を使用します。
常体は一般的に「である調」と呼ばれ、敬語を用いない普通の文章様式を指します。
ある
である
だった
を使ってレポート書きます。
レポートは「事実を報告する書類」です。
報告書だから、「である調」で書くべきなんです。
先生に提出するものだから「丁寧な言葉を使うべき」と思うかもしれませんが、「です・ます調」で書くのが正解です。
短くシンプルな文章を意識する
レポートを書くにあたって、意識したいことは「文章を短くシンプルに書くこと」です。
次の文章を読んでください。
「最初に鍋に牛乳を入れ、沸騰するまで火にかけたら、酢またはレモン汁を少しずつ加え、モヤモヤとした固形物が浮いてくるのを待ち、固形物が浮いてきたら火を止めて、固形物を布でこしました。」
ハンパなく読みずらいです。
レポートは読んでもらってこそ、価値が生まれるものです。
読みやすい文章はズバリ、短くてシンプルな文章です。
レポート内で箇条書きを活用するなどして、読みやすい文章を書くように心がけましょう。
高評価の自由研究にするための9つのパート
高評価の自由研究レポートにするために・・・
きっかけ
仮説
材料と道具
実験方法
結果
考察
感想
参考文献
要約
の9つのパートで構成するべきです。
小学生のときの楽しむ自由研究の実験とは異なり、中学校の自由研究では仮説を立てて研究(実験や観察)を行い、結果と考察を書く必要があります。
特に、仮説や考察は重要なポイントになります。
多くの小学生は・・・
準備するもの
実験方法
結果
感想
の4つのパートで終わっているケースが多いです。
いい感じに見えるかもしれませんが、これは学問的に何も完成していない状態です。
大学の教授がすばらしい研究を思いつき、実行すると結果が得られます。
結果が得られれば、その結果が得られた理由や原因を「考察」します。
納得のできる研究結果が得られたら、研究結果をどうするでしょうか?
論文として「発表」しますよね。
研究は結果「考察」⇒「発表」というプロセスを経て、初めて「知識」になります。-
ここで注意するべきことがあります。
研究において知識には絶対に必要な要素があるんです。
研究結果を見た人が・・・
「この研究結果って本当なの?」
と思ったときに、どんな人が研究をしても同じ結果が得られる「再現性」が必要になります。
少し前の話になりますが、某女性研究者が発表した画期的な細胞がありました。
しかし、この研究は世間から認められることはありませんでした。
その理由は、発表した女性研究者以外の誰もその細胞を作れなかったからです。
大学教授の論文と自由研究の違いは、研究の「きっかけ」がちがうだけだと思います。
大学の研究はこれまでできなかったことを可能にする、苦労してやっていることを簡単にできるようにするといった世の中の役に立つことが研究のきっかけになっています。
一方で、自由研究は興味や関心が研究のきっかけなだけです。
大学の研究も自由研究も同じレポートと言えます。
簡単な研究でも工夫次第で高評価を得ることが可能です。
高評価の自由研究にするために、次の9つのパートからレポートを書くようにします。
きっかけ
仮説
材料と道具
実験方法
結果
考察
感想
参考文献
要約
それでは、9つのパートに書くべき内容について詳しく紹介していきます。
きっかけのパート
高評価の自由研究に必要なのが「実験をやりたくなった理由」になります。
自由研究をしようと思ったきっかけ(動機)を書くことが必要ということです。
自由研究のテーマを・・・
どんなきっかけで知ったのか
テーマのどこに興味や疑問が湧いたのか
自由研究を通して、何を明らかにしたいのか
を書きます。
テーマを知ったきっかけは・・・
授業で聞いた
インターネットの検索
テレビやYouTube
など色々とあるはずです。
きっかけのパートには興味を持ったきっかけだけでなく、「知っていることだけど、疑問点があるから解決したい」だったり、「知っていることに、自分なりに付け足して調べてみた」という流れで書くのがおすすめです。
近くの公園で偶然、数匹のカブトムシの幼虫を見つけた。家に持ち帰り、個体によって場所を変えて飼育をすると、それぞれ羽化日が異なっていた。このことをきっかけに、飼育温度がカブトムシの成長に及ぼす影響を調べる自由研究を始め、今回が7年目になる。これまでの研究から、高温下で幼虫を育てると、オスよりメスのほうが早く羽化する、羽化ずれが起きることがわかった。
この研究の目的は最終的に、温暖化がカブトムシに及ぼす影響を明らかにすることだ。温暖化が進むと、羽化ずれによってオスとメスが出会えなくなる可能性がある。実験で飼育温度と幼虫の発育の関係を明らかにし、温暖化がカブトムシに及ぼす影響を検証したい。
飼育温度とカブトムシの成長 パート7、休眠を考慮した有効積算温度の推定より引用
この文章からは「実験をやりたくなった理由」がハッキリと伝わってきます。
高評価の自由研究は例外なく研究に至った『きっかけ』が魅力的です。
魅力のあるきっかけで、読む人をレポートに引き込むことがポイントです!
仮説のパート
自由研究を始める前に、自由研究の結果に対して「仮説」を考えます。
仮説は予想や推理のようなものです。
研究する内容について「こんな理由でこういう結果になるんじゃないか」と予想したことを書いておきます。
仮説が合っているかどうかを検証するのが自由研究と言うわけです。
高評価の自由研究には仮説がきちんと示されています。
材料と道具のパート
研究で重要度の高い「再現性」のために、使った材料はもちろんですが道具についても書く必要があります。
実験で使った材料や道具を書くときは、箇条書きにしてください。
材料や道具の写真を撮影して、一緒にのせるとわかりやすさがめちゃくちゃ上がります。
例えば「スライムで使う洗濯のりはPVA」と言うように材料の種類に関してしっかり示しましょう。
あと、忘れてはいけないのが、材料の種類だけでなく「材料の量」も書くことです。
考えてみてください。このパートは料理本の材料と調理法になるわけです。
ニンジン・・・と書かれても困ります。ニンジン1本って書いてくださいよって話です!
最後になりましたが、道具に関しても個数を書くことを忘れないようにしましょう。
高評価の自由研究は、材料や道具に関する細かい点まで注意が払われているものです。
実験方法のパート
実験方法は順を追って書きましょう。「わかりにくい手順」や「注意が必要な作業」に関しては写真を使うと親切です。
高評価の自由研究にするために、実験方法を書くときに注意すべきことは・・・
過去形で書くこと
思ったことや気づいたことを書かないこと
の2つです。
過去形で書くことについては、文末を「だった」とすればOKです。
具体的に例を挙げて説明しましょう。
【例1】
白い雲を観察した。白い雲は西から東に動いて面白かった
→「西から東へ動いて面白かった」のは思ったことです。実験方法に書く必要のないことです。
【例2】
白い雲を観察した。白い雲は時間が経つと、だんだん灰色になった。
→「灰色になった」のは気づいたことです。やはり、実験方法には書く必要のないことです。
実験方法は、やったことだけをクールに淡々と書くようにしましょう。
また、協力者がいたらそれも忘れずに書いておきましょう。
大事なことなのでもう一度言いますが「再現性」が重要です。
「自由研究のレポートを見みた第三者が同じ実験ができるか」が重要ということです。
どこまで書けばいいんだよと思ったら「実験をやる前の自分に見せたら、準備から最後の手順まで1人できるか」という視点でレポートを書けていれば良いです。
高評価の自由研究では、例外なく間違えやすいと考えられることは注意点として書かれていたり、写真による補足が入っています。
結果のパート
高評価の自由研究にするために、結果を書くときに注意点することは・・・
過去形で書くこと
事実のみを書くこと
具体的に書くこと
の3つです。
まず、文末に注意が必要です。結果のパートも実験方法のパートと同じように「過去形」で書きましょう。
もしかしたら、仮説とは違う実験結果になってしまうかもしれません。でも、それでいいんです。
実験結果では、事実のみを書きましょう。
結果を書く時に分かりやすさを決定的にする要素は「具体性」です。
科学は基本的に数値がモノをいう世界です。
数字を使って具体的に自由研究の結果を示しましょう。具体的な数値を示すためには、数字を意識しながら自由研究することが必要になります。
自由研究の結果を示すのに表やグラフを使うとポイントが高いです。数字はグラフで示す、比較したときは表を使うと見やすくなります。
高評価の自由研究にするために、読む人の立場に立ち、具体的でわかりやすく書くことを心掛けましょう!
考察のパート
高評価の自由研究にするために、考察は最も重要なパートです。
このパートが自由研究のすべてといっても過言ではありません。
考察は「現在形」で書きます。
その理由は、結果を踏まえて「現在考えていること=考察」だからです。
考察は過去形ではないので要注意です。
対照実験という言葉が中学校の理科では出てきます。
条件を1つだけ変えて実験を行い、実験結果が変われば変えた条件が実験において重要であるということを証明するために行います。
対照実験を行うことで、実験結果の根拠が得られます。
この根拠こそが考察のキーになるわけです。
対照実験は1つの例ですが、自由研究で得られた結果から「何が分かったのかを明確にすること」が大事です。
ここまでの内容を整理すると・・・
実験方法は「研究したこと」(過去形)
結果は「得られた事実」(過去形)
考察は「分かったこと」(現在形)
となります。
ここまで考察の書き方を説明してきましたが、考察を書くのはなかなか難しいです。
そこで、この記事を読んでくれている人にだけに、高評価の自由研究がしている「上手な考察の方法」をこっそり教えちゃいます。
実験結果と仮説を比較する
実験結果と仮説の比較は考察の王道パターンです。
中学生の立てる仮説は、今までの経験やインターネットで調べたことに基づいた予想です。
多くの場合、実験結果と仮説は違います。
実験で使った材料に問題があったかも知れない
道具に問題があったかも知れない
実験方法が違っていたかも知れない
というように、実験結果と仮説を比較して原因を探ります。
原因に心当たりがある場合は、その原因に行きついた理由を書けば考察は完成です。
万が一、原因が分からない場合は・・・素直に「わからなかったこと」として考察に書くようにしましょう。
後から学校の先生にアドバイスをお願いしたり、先生と一緒に検証実験を行うのも良いですね。
奥の手になりますが、分からなかったことを次回(来年)の自由研究のテーマにするのも面白いと思いませんか?これで、来年の自由研究のテーマに悩む必要が無くなりましたね笑
※翌年パート2と題して自由研究をすれば、前の年の内容を引用して充実した自由研究になるに違いありません。
次回の課題として分からないことを示すことも、立派な考察になるんです。
失敗を避ける方法を考える
実験結果と仮説を比べるよりも簡単な方法です。
研究で避けられないことがあります。それは「失敗」です。
というわけで「失敗」を考察に生かしてしまいましょう。
どうやって失敗を生かすのかと言うと、失敗した原因を書くだけでなく「失敗を避ける方法」を考えましょう。
【考察】
使い捨てカイロを作ってみたが、あまり温度が高くならなかった。
鉄粉と食塩水を反応させたが、鉄粉は半年前に購入したものだったのでサビていたかもしれない。
次回は、購入したての新品の鉄粉を使って実験をしようと思う。
「鉄粉がサビていた」という失敗を、今後はどうすれば避けられるかが書かれています。
「失敗を避ける方法」を書けば、考察の完成です。
感想
感想は自由研究を通じてどう感じたか、自由研究で一番印象に残ったことなどを書くようにしましょう。
実験結果と仮説を比較して、「予想通りの結果」や「意外な結果」など自分の考えも感想に含みます。
このパートは書きやすいと思うので、自由に研究について振り返ってみましょう。
参考文献のパート
この参考文献は忘れられがちですが、高評価の自由研究にするためには欠かせないパートです。
基本的に、自由研究では必ず事前リサーチをしてからテーマを決めているはずです。
つまり、参考文献が絶対にあるはずなんです。参考文献を書くことで、自由研究の信頼性が高まります。
例えば、ダイエットの方法を友人に聞いたとします。
①素人が考えたある方法を試してみたら、2㎏瘦せられた
②東京大学の〇〇教授の本にのっていた方法を試したら、2㎏瘦せられた
この2つから選ぶように言われたらどっちを選ぶでしょう。
僕は②の東大の教授のダイエット法を選びます。これと同じ発想です。
さらに、参考文献として引用先を書くことで「自分の自由研究は盗作ではない」という証明もできます。
ということで、自由研究のレポートを読んだ人が「参考文献にたどり着くための情報」を書く必要があります。
【「参考文献にたどり着くための情報】
本を書いた人
出版された年
本のタイトル
ウェブサイト名、URLなど
の4つを書きます。
特に書き方にルールはないので、具体的には・・・
【本の場合】
本を書いた人 . 本のタイトル . 出版社 , 出版された年 , [総ページ数] , [シリーズ名] .
【ウエブサイトの場合】
サイトを書いた人 . “ページのタイトル” . サイト名 . 更新日 . 入手先URL , (閲覧日)
と書くと良いです。
要約のパート
最後にまとめとして「要約」を書きます。
要約には、何をやって何がわかったのかをできるだけシンプルに書きます。
ここまで、8つのパートがあるので情報量はパンパンのはずです。
前に書いた通り、第3者に研究を見てもらわないと、せっかくの自由研究の意味が無くなってしまいます。
読む側の立場に立ってみましょう。
どんなことが書いてあるかが分からない状態で、文章を読みたいと思うでしょうか。
映画の予告編を見て、面白そうだから映画館に行くのが普通ですよね。
映画の予告編こそが「要約」です。
実は、大学の論文では「要約」が一番最初に書いてあります。
何が書いてあるのか、自分が読む価値があるのかを把握するために要約は存在します。
「要約」のパートに自由研究のすべての情報が圧縮され、要約を読めば自由研究の内容がしっかりと伝わるのが理想です。
自由研究で個性を出すために
中学生の自由研究はレポート用紙に書いてくることが多いです。
そこで、個性を出すために有効な方法を提案します。
それは、レポート用紙ではなく「ポスター」形式で自由研究をまとめることです。
大学では、ポスターセッション(自分の研究をポスターを使って学生が発表すること)が積極的に行われています。

中学生の場合は「模造紙にまとめる」ことで簡単にポスターを作ることができます。
模造紙は自由研究をまとめるのに向いていて、新聞形式などのように自分なりのアレンジをすることができます。
模造紙にまとめる手順は・・・
- A4かB4判の紙を用意し、レイアウトを決める
- 模造紙に鉛筆で薄く下書きをする(写真や図を貼るスペースはあらかじめ空けておく)
- 下書きをペンでなぞる
※重要な部分は色分けして目立たせる - 写真や図をきれいに貼る
の4行程を踏むのがおすすめです。
模造紙は無地のものとマス目の入ったものがあります。
字をまっすぐに書いたり写真を貼る位置を決めやすかったりするので、マス目の入った模造紙が自由研究のポスター作製におすすめです。
中学生の自由研究のまとめ方
自由研究はレポートを書くことに関係しています。
中学生の自由研究のまとめ方は次の3つを押さえることで高評価につながります。
①レポートの書き方
②レポートの9つのパート
③個性を出すこと
レポートには正しい書き方というものがあります。
レポートの書き方で意識するべきこと、高評価の自由研究に共通する書き方、個性を出すためのレポートの書き方をマスターすれば、自由研究で高評価を得ることは難しくないことがわかったはずです。
この記事を役立てて、有意義な自由研究レポート作成を行ってくださいね!
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