中学生がいじめられたらどう対処するべきか?

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中学生になると小学校の校区が複数合わさったり、先輩後輩の関係が強まります。

中学生になると「関わる人の数が増える」という大きな変化が見られます。

関わる人の数が増えると、生徒同士の関わり合いの規模や関係性が複雑になるので、トラブルが起こりやすくなります。

中学校では「いじめ」に関する問題が深刻になっていて、不登校になる生徒が出たり、自殺者が出るなど社会問題となっています。

僕の知り合いの保護者から・・・

「いじめの相談をしたいけど、相談出来る人が見つからない・・・」

という悩みを聞くこともあります。

いじめで悩む保護者からは・・・

と相談されます。

教育現場にいる教員として・・・

自分の子どもをいじめる生徒から守る方法

を学んで、もしものときに備えておかなければならないと断言します。

この記事では現役の教員が「いじめの解決法」を説明します。

目次

中学生がいじめられたらどう対処するべきか?

いじめの解決のために一番大事なことは、「学校からの協力を得ること」です。

学校からの協力を得るために必要なことは、「学校がいじめがあった事実を認めること」になります。

学校にいじめがあった事実を認めさせるために必要なのが、『いじめの証拠』です。

つまり、中学生のいじめの解決方法のために一番大事なことは「いじめの事実関係の記録を残すこと」になります。

それでは、いじめの実態やその解決方法を詳しく見ていきましょう。

中学生のいじめの方法

では中学生は実際にどのようないじめをしているのでしょうか。

文部科学省の令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要によると、いじめの方法として上位を占めているのは、次の4つです。

悪口によるいじめ・・・63.2%
暴力によるいじめ・・・13.8%
無視によるいじめ・・・10.6%
SNSを使ったいじめ・・・10.7%

昔から行われている、物を隠される(盗まれる)場合は中学生の場合は5%となっています。

僕たちが中学生の頃と今を比べると、いじめの方法が変化しています。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

悪口によるいじめ

〇冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる・・・63.2%

圧倒的に多いのが「悪口」です。

だれでも、いつでも、簡単にできてしまうからこそ多くなってしまいます。

最近の中学生の傾向では、面と向かって言い合ったりはしません。

陰湿で、陰で悪口をいうパターンが増えています。

特に、SNS上での悪口や誹謗中傷が急増していて社会問題と化しています。

暴力によるいじめ

〇軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする・・・13.8%

暴力による、いじめも起こることがあります。

いじめる生徒がいじめられる生徒に対して、高圧的にむりやり理由付けをして暴力に至るというパターンが多いです。

昔は暴力による直接的ないじめが起こることも多かったですが、現在は言葉によるいじめやSNSを使った書き込みによるいじめの方が多いと感じます。

無視によるいじめ

〇仲間外れ、集団による無視をされる・・・10.6%

悪口に比べると割合こそ少ないですが、定番のいじめの方法です。

いじめられる生徒を攻撃するのではなく、無視することでいじめるという行為です。

いじめる生徒はグループを組んで、個人を狙っていじめを行うことが多いので「無視」は大きなダメージをターゲットに与えることができます。

些細なことが原因で、ある日突然、仲良しグループから仲間外れにされて無視されるというパターンも珍しくありません。

いじめられる生徒に話しかけたら「自分もターゲットにされるかも」という不安から、クラスメイト全員から無視される現象が起こってしまいます・・・。

SNSを使ったいじめ

〇パソコンや携帯電話で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる・・・10.7%

昔と比べるといじめが多様化しています。その根本的な原因は「スマートフォン」の普及です。

実際、今の中学生でもスマートフォンを持っていることが当たり前になっています。

SNSのグループの中で特定の生徒に対して悪口を言ったり、グループから無断で外すなどというケースが多いです。

SNSを使えば、悪口や無視によるいじめも簡単にできてしまいます。

いじめは基本的に大人から見えない死角を狙って行われます。

SNS内のいじめは、閉鎖的な場所で行われるものなので、発見することが難しいという点が非常に厄介です。

運よく発見できたとしても、多くの場合はいじめが起こっていたり、深刻な状況になっている場合が多いです。

今後もSNSを使ったいじめやトラブルが増えていくことは間違いありません!

SNSを使ったいじめ

中学生になると、スマートフォンを持っている生徒が大幅に増加します。

内閣府の令和3年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査 調査結果によると、

令和元年~3年にかけて中学生のスマートフォンの所有率が急上昇しています。

スマートフォンを持った中学生の多くが利用するのがSNSです。

中学生になると、いじめにSNSが使われるようになります。

SNSでグループを作り、そのグループから特定の生徒を仲間外れにしします。

他にも、SNSでは送ったメッセージが受け取った側に読まれると既読になるサービスがあります。

中学生の間では、既読になっても返信をしない「既読スルー」が原因のトラブルからいじめに発展するケースも多いです。

また、SNS上で陰口を書き込むないやがらせは日常的に起こっています。

1度インターネットに情報を書き込んだり、登録してしまうと削除することが困難になります。

多くの中学生はインターネットにひそむリスクを理解せずに日々SNSを利用しています。

子どもがいじめられていると言えない理由

いじめの実態が分かりました。

「いじめられたら、身近な大人(親や先生)に相談すればいいじゃないか」

と思う方のいるのではないでしょうか。

実は、いじめられている生徒はいじめで大きなストレスを感じても、親や先生にいじめられていることを言えないケースが多いです。

どうして言えないのでしょうか。

教員としてのこれまでの経験から・・・

親に心配をかけたくないから
いじめられていることを認めたくないから
いじめられていると知られたくないから
いじめがエスカレートするのが不安だから

の4つの理由が考えられます。それぞれ詳しくみていきましょう。

親に心配をかけたくないから

いじめられていることを親に相談したかったと話す生徒を何人も見てきました。

なぜ、親に相談しなかったのか。

悲しいことに相談したくなかった・・・という親を信頼していない生徒もいました。

しかし、圧倒的に「親に心配をかけてしまうので言い出せなかった」という生徒が多いです。

親に心配をかけたくないと相談できないのは、真面目で優等生な生徒が多いです。

いじめられていることを認めたくないから

実際にいじめを受けているのに、いじめられていることを認められない中学生は多いです。

いじめられていることを認められないので、周囲の人に相談することができません。

最終的にどうしようもない状況になってから、いじめが発覚という状況に陥ってしまうことが多いです。

僕の経験上、いじめられた生徒は無理を重ねて登校した反動で不登校になる可能性が高いです。

いじめられていると知られたくないから

当たり前ですが、いじめが発生するといじめられた生徒は自分で解決しようとします。

自分で解決を試みますが、上手く行かなかった場合にいじめられた生徒は・・・

「いじめられる原因は自分にある」

と考えるようになってしまいます。

いじめられる原因を探す→見つからない→いじめられる原因を探す→見つからない→・・・という無限ループに陥ってしまいます。

この無限ループに陥てしまったら最後、親にも先生にもいじめられていると知られたくなくなります。

最終的にどうしようもない状況になってから、いじめが発覚という状況が起こってしまいます。

いじめがエスカレートするのが不安だから

いじめられている生徒は、親や先生に相談をするとバレた時のリスクを考えてしまいます。

いじめられていることを相談したことがバレたら、いじめがエスカレートするのではないかと心配するのです。

先生に相談したケースで、先生がいじめた生徒を指導した場合にいじめが解決したと見られていましたが、解決は表向きで裏でのいじめが続いており、しかもいじめの内容がエスカレートしていたということも実際に見てきました。

現状維持をして、時間の経過に解決の可能性を見出す方法で上手く行くケースは稀です。

非常に難しい問題ですが、親や先生がいじめられている子どもの気持ちを汲んで適切な指導を行うことが重要です。

いじめに気がつくために

いじめは早期発見が大切

ストレスの多い教室ではいじめが発生しやすい傾向があります。

性格的に「弱い生徒」や「人と違う特徴を持った生徒」は狙われやすい傾向にあります。

現役の教員として、いじめの原因は3つあると考えています。

SNSにひそむ原因
学校にひそむ原因
家庭にひそむ原因

中学生のいじめの3つの原因

家庭にひぞむ問題はまだしも、学校のことに親が直接干渉することは現実的に無理です。

また、短絡的にSNSが使えないようにスマートフォンを与えないという選択肢も現実的ではない状況になっています。

学校現場でタブレットを使った教育が始まっているので、避けては通れない問題となっているからです。

そんな中、保護者ができることは「早期発見」です。

いじめは早期発見できれば、解決できる可能性が高いものです。

いじめは長引けば長引くほどエスカレートするので、子どもの心にダメージが蓄積していきます。

では、早期発見のために保護者がおさえるべきポイントとは何なのでしょうか。

理想は「子どもが保護者に自分から悩みを相談できる環境があること」です。

実際、子どもへの期待から過度なプレッシャーを与えてしまうことも多いです。

子どもに期待することは悪いことではありませんが、保護者が「あなたのことを見守っているよ」「いつもあなたの味方だよ」と子どもの心に寄り添うことも忘れてはいけません。

理想はこどもから保護者に相談してくれる状況ですが、それはなかなか難しいです。

となれば、保護者が子どもの異変に気づけるかが勝負になります。

次は、保護者が子どもの異変に気づくためのポイントを確認しましょう。

子どもの小さな異変に気づくことがとても大事

まずは、子供の小さな異変に気づけるかがとても大事です。

お子さんを普段から、よーく見ていると自信を持って言える保護者がどれだけいるでしょうか?

服が不自然に汚れている
持ち物がなくなることが増えた
持ち物に落書きをされている
小さなケガが増えた

このような物理的な異変がみられるようになったら、気づくことができると思います。

しかし、今のいじめは物理的な嫌がらせよりも前述したように・・・

SNSを利用した悪口の書き込みによるいじめ

集団での無視や仲間外れによるいじめ


によって精神的に追い込むことが多くなっています。

寝つきが悪く、朝も起きるのが遅くなった
ぼんやりすることが多くなった

家で学校の話をしなくなった
食欲が急になくなった
笑顔が少なくなった
感情的になりやすくなった
爪をかむしぐさが見られる

以上のような異変が起こると、いじめによる問題を抱えている可能性が急激に上がります。

クラス替えなど大きく環境が変わる時期や、長期休暇が終わる直前には変化が表れやすくなるので注意して見守りましょう。

大事なことなので、もう一度言います。

日常のお子さんの様子をしっかり見ておくことで、小さな異変にいかに気が付けるかがとても大事です!

第三者からの情報は貴重

先生が生徒の変化に気づくことで、いじめが発覚するケースも当然ありますがその数は多くありません。

では、どのように先生はいじめに気が付くのか。

それは、「第三者から提供される情報」で把握する場合が非常に多いです。

僕自身もこれまで、第三者的な立場にある生徒やその保護者から、こっそり情報をもらうことでいじめの初期段階で把握対応できたという経験が多いです。

職員室に生徒が来て話をしてくれることは稀で、いじめを把握している生徒はなかなか担任に相談できる状況にありません。
※生徒の目が気になり、先生にチクったと仕返しされるのが怖いからです。

生徒やその保護者が帰宅後に電話で教えてくれたり、毎日担任に提出する記録帳に書いて知らせてくれることが多かったです。

これは、先生に限らず保護者間で連携ができていれば起こりうることです。

いじめ対策のためには、周囲の人との関係を構築しておくことが重要です。

中学生がいじめられた時に親が考えるべきこと

「いじめられていることが分かったら親としていじめに介入するべきか」と悩む保護者は多いと思います。

特に、中学生となると思春期を迎えることもあり、子どもとのコミュニケーションが少なくなるご家庭も多いです。

反抗期となると、親子間の意見の違いも生じる時期でもあります。

いじめは本人だけでの解決はむずかしい問題なので、親も積極的に介入するべきです。

とはいえ、介入の仕方を間違うと問題が複雑化することも考えられます。

教員として培った経験から、「中学生がいじめられた時に親が考えるべきこと」を3つ提案します。

いじめの原因はいじめられる生徒にはない
目には目をという考え方は捨てる
学校と協力していじめに対応する

それぞれ見ていきましょう。

いじめの原因はいじめられる生徒にはない

自分の子どもに対して・・・

「あなたが周りに上手になじめないのが悪い」

「あなたにも直すべきところがある」


といったことを思わない、言わないことが大切です。

いじめられた生徒は、いじめの影響で自己肯定感がかなり弱っています。

そんなときに親からも責められたらどうなるかを想像してみましょう。

さらに自己肯定感が低下するに違いありません。下手をすると一生モノの心の傷を負ってしまう可能性さえあります。

そもそも、いじめる側がいじめを始める際の理由を聞いてみると、いじめる側の理由はなんとなく適当に言っているだけなことも多くです。

理由を後付けにするケースも多く、いじめる側の言う理由が真の原因とも限りません。新たな理由を見つけて、いじめてくる可能性も十分あります。

また、いじめの理由が変えられない場合はどうしようもありません。

例えば「発達障害」を理由にいじめられている場合、その特性を変えることは不可能です。

以上の理由から、いじめの原因はいじめられる生徒にはないと考えるべきです。

いじめの原因をいじめられている子ども側に求めてはいけないということです。

目には目をという考え方は捨てる

休み時間に職員室に生徒が先生を呼びに来て、教室に向かってみると普段は温厚な生徒が暴力をふるっていたという場面に遭遇した経験があります。

暴力をふるった生徒に事情を聞くと、泣きながら「嫌がらせがしつこかったのでやめるように言ったが聞き入れてもらえなかったので、仕方なく叩いた」と言います。

この場合、学校側は嫌がらせをした生徒以上に、暴力をふるった側の生徒に強い指導をしなければなりません。「嫌なことを言われ続けたので我慢できなくなった」と暴力をふるった場合は、完璧に手を出した生徒の負けです。

ハッキリ言って理不尽です。しかし、暴力はそれほどダメだということなんです。暴力がダメであることはいじめにも当然当てはまります。

目には目を歯には歯をというハンムラビ法典の言葉が有名ですが、暴力に対して暴力で返してしまうと、「ケンカ両成敗」だったり「どっちもどっち」という形になってしまいます。

いじめで暴力を受けた場合、感情的なって暴力で返すことをすすめる親が稀にいます。

もしも、反撃でいじめた生徒の方が大きなけがを負ってしまった場合、いじめられた生徒の方が不利な立場になってしまうんです。馬鹿らしいと思いませんか?

暴力を受けた場合は、反撃をしてはいけません。もしも暴力を受けて被害が大きい場合には、警察に被害届を出すことを考えればいいだけです。

学校と協力していじめに対応する

ここで、残念なことをお伝えします。

それは、学校がいじめがあった事実を積極的に認めることは基本的に無いということです。

学校がいじめがあった事実を積極的に認めることは基本的に無い理由は・・・

学校が非難されたくないから
→いじめの事実を隠したい

いじめの実態が閉鎖的で複雑になっている
から
→把握が難しい

学校にいじめに対応するための仕組みや余裕がない
から
→保健室(別室)登校しか対応策がない

の3つが挙げられます。

学校の先生たちも人間。今は学校評価が行われるようになったので、いじめを認めるとその学校は嫌われます。様々な理由でいじめの調査に消極的な時代なんです。

いじめはSNSを使って行われるケースが増え、プライバシーの保護などの観点から調査が難しい部分も多いんです。警察ではないですから、学校ができる事には限界があります。

先生たちにはノウハウも時間もないですから、いじめられた生徒をいじめた生徒から遠ざけるしか対応策を持っていません。

では、この3つの問題を親と子供だけで解決できるのでしょうか。

答えはNOです。学校に相談し、「学校からの協力を得て」対応することが絶対に必要です。

なぜなら、いじめは学校で起こっているからです。学校で起こっていることですから、学校だけが正確な情報を得られる場所になります。

学校にもいじめが発生したことに関する責任がある!と考えたくなるのは痛いほどわかります。

どうして協力を求めなくてはいけないんだと思うでしょう。

その気持ちはわかりますが、子どものことを最優先で「学校からの協力を得て」いじめに対応するべきです。

実際、学校に相談し協力を得たケースの方がいじめが短期間で落ち着く傾向にあります。

繰り返しになりますが、子どものことを最優先で「学校からの協力を得て」いじめに対応するべきです。

中学生がいじめられたらどう対処するべきか?

中学生がいじめられた時に親が考えるべきことについては、わかったでしょうか?

親として考えるべきことが分かったら、いよいよいじめの解決方法です。

いじめの解決のために一番大事なことは、「学校からの協力を得ること」です。

学校からの協力を得るために必要なことは、「学校がいじめがあった事実を認めること」になります。

学校にいじめがあった事実を認めさせるために必要なのが、『いじめの証拠』です。

最後に、中学生のいじめの解決方法として、いじめの事実関係の記録を残す方法を説明します。

いじめの事実関係の記録を残す

学校に相談する際に重要なことは、『いじめの事実関係の記録を残すこと』です。

事実関係を何処まで明らかにできるかが大事なんです。事実関係を正確に把握できなければ、いじめを解決する・・・どころか、いじめ自体がうやむやになって終わってしまう危険性があります。

僕が学校で起こったいじめの調査をする際には、まず当事者から事情を聞いて事実関係の確認から始めます。それくらい大事なことなんです。

記録には次の点を必ず残すようしましょう。

日付
時間帯
場所
誰から
何をされたか

記録を残すときのポイントも教えます。

事実関係を「そのまま」記すこと
時系列に整理すること
感想や感情を盛り込まないこと

以上の3つを心がけましょう。

記録ですから事実「だけ」を記しましょう。また、感想は不要です。事実に感想は含まれません。同じ理由で「悲しい」といった感情も不要です。

暴力を受けた場合は傷跡の写真を、SNS関係のものはスクリーンショットを必ず残しましょう。物を隠された場合には具体的に隠されたものを、お金の場合は金額を記録しておきましょう。

記録は明確であればあるほど、強力な『いじめの証拠』になります。

学校でいじめがあったことが明らかすることが「問題解決」において、非常に大事なんです。

学校がいじめを認めれば、協力して解決に動いてくれる可能性が一気に高まります。

学校が不誠実なら教育委員会に相談

これまで話した内容を踏んでいけば、学校がの協力を得ることができるはずです。

考えにくいですが、もしも学校がいじめの事実を認めず不誠実な対応に終始した場合にはどうすれば良いでしょうか。

学校がダメなら「教育委員会」に相談するしかありません。

各都道府県には教育委員会が設置されており、いじめの相談窓口も設置されています。

学校の対応次第では、教育委員会への相談も考えなければなりません。

最終手段として「転校」も視野に入れる

僕が知っているある学校では、いじめの事実を突きつけられても校長が責任逃れに終始したと聞きました。

学校運営は校長の意向で方針が決まるので、残念ながら責任逃れをする学校も存在してしまいます。

そんな時には「転校」も解決策として有効だと僕は考えます。

生徒が信頼できない、不誠実な対応しかしない学校にこだわる必要はあるでしょうか。

中学生は思春期真っただ中です。学校は勉強だけでなく、価値観の形成など今後の人生に大きな影響を与える大事な時期です。

学校という学びの場には公立だけでなく私立も含めれば、多くの選択肢があります。思い切って環境を変えて、安心して通える学校を探すことも視野に入れてもいいと思います。

以上、中学生のいじめの解決方法でした。

この記事が、いじめの解決に役立つことを心から祈っています。

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