この記事では、中学生の勉強の要領が悪い原因と対処法が分かります。

現役の教員である僕が、ズバリ教えます!
勉強の要領が悪い中学生の4つの原因と対処法
中学生の勉強の要領が悪い主な原因は、勉強に取り組む際に言い訳したり、後回しにするからです。
特に、勉強が分からないからと言われてしまったら、保護者は帰宅後に子供につきっきりで勉強を教えないといけなくなります。
学校や家庭での指導で解消できる問題であれば良いのですが、現実問題としてなかなか難しいと思います。
今回は、原因だけでなく対処法もご提案します!
勉強の要領が悪い中学生の4つの原因
勉強の要領が悪い原因は多岐にわたると考えられます。
①宿題の存在意義が分からないからやろうとしない
②勉強が難しくて分からないからやろうとしない
③面倒くさいから後回しにする
④疲労で勉強に身が入らない
それぞれ、見ていきましょう。
宿題の存在意義が分からないからやろうとしない
信じられない話ですが、「宿題の存在意義が分からない」という中学生はめちゃくちゃ多いです。
宿題の存在意義がわかっていない中学生にはその意義を理解させることから始めるべきです。
宿題を無意味なものと考えている
部活の先生は宿題を忘れに厳しい方が多いはずです。怒られるのが怖いから、宿題をやります。
強制的にやらされているので、ただの作業になってしまっています。
逆に先生が優しくて、宿題をやらなくても特別に指導を行わなければ「宿題をやってもやらなくても同じ」と考えるようになります。
やはりただの作業と化してしまいます。
宿題をやるメリットが見いだせない
高校受験の前には多くの中学生が勉強を進んでやるようになります。
これは、志望校に合格するために成績を上げる必要があるからです。
ところが、志望校などの具体的な目標がなく、宿題自体に必要性を感じていない場合は宿題をやるメリットが見いだせません。
メリットがないのですから、宿題をしようとするわけがありません。
勉強が難しくて分からないからやろうとしない
中学校では・・・
・算数が数学に変更
・理科が1分野と2分野に分かれる
・英語が必修科目になる
というように、専門的に学ぶことで内容の難易度が高まります。
頭では勉強をしないといけないと考えていますが、難しくて手も足もでないと泣きたい中学生が大幅に増えます。
原因は初期対応の遅れがほとんどです。分からない部分を放置していたことで、勉強についていけなくなるパターンが大半を占めます。
親なら先生に聞きに行けばいいと思いますが、なかなか職員室に聞きに来る生徒はなかなかいません。
部活などとの両立で事態は悪化・・・となってしまっているのです。わからないところがあっても、なんだかんだで進級出来てしまう日本の学習システムにも大いに問題があるとも感じますが・・・。
こんなことは言いたくありませんが、教科担の先生と相性が合わないことが原因になることも少なくありません。
面倒くさいから後回しにする
勉強をするべきだとわかってはいるけど、面倒くさいというケースです。
これは意志が弱い・・・と言いたいことですが、そうではありません。
誰しも「毎日ランニングして痩せるぞ!」と始めてはみたものの、結局は中途半端でやめてしまった経験があるのではないでしょうか。
お子さんに「宿題は終わったの?」と問うと、「今からやろうと思ってた」と反論されて大喧嘩なんて経験があるのではないでしょうか。これも、面倒くさいから後回しにしているだけなのです。
疲労で勉強に身が入らない
部活をがんばっている中学生。
単純に勉強時間の確保が難しい状況に陥ります。疲労で帰宅後の勉強に身が入らないことも多いです。

実際に保護者から、帰宅後に仮眠をとってそのまま就寝していることが多いと相談されることは本当に多いです。
テスト前に部活が休みなった期間は対策のチャンスですが、1週間やそこらでなんとかなる量の範囲であることの方が少ないでしょう。
勉強の要領が悪い時の5つの対処法
体育祭や文化祭などの行事も大事にしたい年代ですよね。多くの中学生が部活を優先しながら生活を送ります。そうなったら、どうしても宿題が後回しになりがちです。
後回しにした結果、勉強が苦手になっていくと学校が楽しくなくなってしまう可能性があります。
朝8時に登校して、下校するまでの間に最も時間を費やしているのは「授業」です。
学生の本分は勉強である以上、これは避けられません。
宿題をやれなくなった結果、勉強が苦手になり、不登校になった生徒も見てきました。幸い僕の担当した生徒にはいませんでしたが、引きこもりも社会問題になっています。
こうならないための対処法を押さえておきましょう。
言い分を最後まで聞く
一見宿題をやっていなさそうに見えても、まずはお子様の話を聞いてあげてください。
中学生が宿題をやらない4つの原因は
①宿題の存在意義が分からないからやろうとしない
②勉強が難しくて分からないからやろうとしない
③面倒くさいから後回しにする
④疲労で勉強に身が入らない
でした。
頭ごなしに叱っても問題は解決しません。
中学生は反抗期での影響もあって、宿題をする目的を見失う場合もあります。
宿題をしない理由をしっかりと聞いてあげましょう。そして、解決方法を一緒に考えてあげるといいです。的確なアドバイスが難しい場合は、担任や信頼できる先生に相談することをおすすめします。
強制的に勉強をさせても、一時的には効果があるかも知れませんが長続きしません。
意外と、ここをおろそかにしている保護者は多いと感じます。話を聞くこと、大事ですよ!
始める時間を宣言させる
「何時に宿題を始めるか」を本人に宣言してもらうだけです。
これはサボりを防ぐのに効果的な方法なのでぜひ試してほしいです。
具体的に「〇〇時に始める」と宣言しておけば、その「約束」を守れたかを本人に振り返らせることができます。
自分で決めた約束を守れていないことを反省し、自ら改善することに意味があります。
決めた時間に始められないことが続くようであれば、そこは厳しく叱ってあげることが必要です。
根拠のある指導なので、やみくもに叱るより何倍も効果があると思います。
「自分が悪い」と反省できているタイミングで叱ることで、真剣に受け止めてもらえる可能性が高まります。
邪魔な要素を排除する
家庭学習の最大の敵は、SNSや友人とのメッセージ交換、漫画やゲームなどの誘惑です。

この点も、開始時間と同様に自分でルールを決めさせるという方法でクリアするのがおすすめです。
・ゲームは○時まで
・スマートフォンは寝室には持ち込まない
など、事前にいつ宿題をしていつ遊ぶか自分で決めさせましょう。
特にスマートフォンによって就寝時間が遅くなって学校で居眠りなんて生徒も実際にいます。
約束を守る、ルールを守らせることは社会に出てからも大事なことだと思います。
宿題を全てやらないこと
邪道かもしれませんが、宿題が分からない中学生には超効果的です。
宿題は全部やらないといけない。
正論です。正しいです。
でも、敢えて考え方を変えましょう。
信じられないかもしれませんが、勉強が苦手なら宿題を全部やらない方が成績は上がるのです。
この理由は宿題の出し方にあります。宿題は成績の良し悪しで内容が変わることはない(クラス全員一律同じ)はずです。あなたのお子さんがターゲットではなく万人に向けて出されているのです。
したがって、宿題には基本から応用問題までが含まれています。
「宿題を全部解く」=「応用問題も解く」ことになります。
解けない問題に時間を費やしても、何も得るものはありません。
基本問題を徹底的に解くことに集中することから始めてみましょう。
大きな声では言えませんが、先生はお子さんの実力を把握しています。苦手教科なら応用問題が出来ていなくても怒ることは少ないはずです。
基本問題を徹底的にマスターしてから、応用問題に再チャレンジすればいいのです。
余談ですが、テストでも同じことが言えます。テスト前に全部やろうとして挫折するのです。確実にできる範囲を得点することを優先せずに自爆している生徒が本当に多いです。勿体ないといつも思います。
サポートを入れる
シンプルに、出来る人に教えてもらうです。
とはいっても、共働きやひとり親などの家庭で保護者がなかなかサポートすることができないというケースが多いと思います。
また、中学生の勉強内容は意外と難易度が高いので教えられないという声もよく聞きます。
ここういった場合は代行してもらうという考え方も必要です。

自分でやるかプロにお願いするかは、家庭環境や金銭状態で決めると良いでしょう。
めんどくさいが原因で宿題ができていない場合にも代行は有効です。
決まった時間に代行が指導する決まりができれば、勉強する習慣づけにも一役買うからです。
勉強の要領が悪い中学生の4つの原因
勉強の要領が悪い原因は次の4つです。
①宿題の存在意義が分からないからやろうとしない
②勉強が難しくて分からないからやろうとしない
③面倒くさいから後回しにする
④疲労で勉強に身が入らない
中学生の勉強の要領が悪い主な原因は、勉強に取り組む際に言い訳したり、後回しにするからです。
特に、勉強が分からないからと言われてしまったら、保護者は帰宅後に子供につきっきりで勉強を教えないといけなくなります。
学校や家庭での指導で解消できる問題であれば良いのですが、現実問題としてなかなか難しいと思います。
シンプルにプロに指導をお願いするのが手っ取り早いです。
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