高校受験の面接で評価が悪い受験生には…
- 身だしなみが良くない
- マナーが良くない
- 質疑応答の回答が良くない
3つの特徴があります。
この記事では「高校受験の面接マナー」について詳しく解説していきます。
以下、信頼性のため自己紹介します!

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面接で気をつけるべきマナー
面接官は質疑応答の回答だけでなく、受験生のマナーもチェックしています。
マナーが悪いと第一印象が悪くなり、不利になるでしょう。
面接のときのマナーをベースに評価を下す面接官もいるので、正しいマナーを確認しておくことが大切です。
面接で気をつけるべきマナーは…
- 待機中
- 入室時
- 着席
- 質疑応答中
- 退室時
の5つの場面ごとに、手順やポイントが異なります。
手順やポイントを押さえることで、面接官に好印象を与え、他の受験生に差をつけることができます。
早速、場面ごとに解説していきましょう。
待機中

高校受験当日は面接中の態度はもちろんのこと、待機中の態度も評価に含まれます。
さらに言えば、登下校の様子・試験中の様子、休み時間の様子など面接会場以外でのマナーも見られています。
高校受験では、同じ学校の友人と志望校が同じになるケースも多いです。しかも、出願順に受験番号が割り振られることが多く、同じ学校同士の受験生の座席が近くなることが予想されます。
友人との会話で緊張がほぐれますが、待機中の控室には面接を控えた他校の受験生への配慮を忘れてはいけません。
私語は控え、面接で聞かれやすい質問に対する対応をシュミレーションするようにしましょう。
入室時

手順
- 受験番号と名前が呼ばれたら、元気な声で「はい」と返事をする
- ドアを軽く2~3回ノックする
- 面接官から「どうぞ」と言われたら、静かにドアを開ける
- 「失礼します」と言って入室しする
- ドアに向き直って閉める
- 面接官に背中を向けてもOKなので、ドアに向き直って閉める
- 振り返って、面接官に一礼する
ポイント
ここまで来たら、あとは自分を信じるだけです。
受験番号と名前が呼ばれたときの返事で、スイッチを切り替えて自然体で臨みましょう。
着席

手順
- イスの横まで歩く
- イスの横に気を付けの姿勢で立つ
- 『受験番号・氏名・出身中学校』を大きな声で言う
- 「よろしくお願いします」と言って、深くお辞儀をする
- 面接官の「おかけください」の指示が出てから「失礼します」とあいさつをして、着席する
ポイント
恐らく、面接中で一番緊張するのが着席までになると思います。
第一印象は面接に大きな影響を与えるので、うつむかずに顔を上げておくことを意識しましょう。
質疑応答中

普段の話し方が無意識に出てしまうケースは避けなければなりません。
質疑応答中の話し方について、特に注意が必要な点をピックアップしました。
注意点
- 丁寧語を使う
面接で使う可能性の高い丁寧語は次の通り。
丁寧語 | |
---|---|
する | します |
言う | 言います |
行く | 行きます |
思う | 思います |
来る | 来ます |
知る | 知っています |
見る | 見ます |
食べる | 食べます |
いる | います |
聞く | 聞きます |
伝える | 伝えます |
分かる | 分かります |
読む | 読みます |
考える | 考えます |
- 尊敬語を使う
尊敬語は、目上の人に使う言葉遣いです。
面接で使う可能性の高い尊敬語は次の通り。
尊敬語 | |
---|---|
する | なさる、される |
言う | おっしゃる |
知る | ご存じだ |
いる | いらっしゃる |
与える | くださる |
見る | ご覧になる |
聞く | お聞きになる |
伝える | お伝えになる |
分かる | ご理解いただく |
読む | お読みになる |
思う | お思いになる |
考える | お考えになる |
- 語尾は伸ばさない
- 表現に注意
- 一人称は「わたし」
- ×「貴校」→〇「御校(おんこう)」
- ×「なので」→〇「~ですので」or「そのため」
- ×「担任」→〇「クラスの担任」
- ×「親」→〇「わたしの両親」
- 口癖に注意
- (例)×「ヤバい」、×「マジで」
- 語尾に注意
- (例)×「~ッス」
- 「ら」抜き言葉に注意
- (例)×「見れた」→〇「見られた」
- 「い」抜き言葉に注意
- (例)×「知ってる」→〇「知っている」
- 「さ」入り言葉に注意
- (例)×「行かさせてもらう」→〇「行かせていただく」
- つなぎ言葉に注意
- (例)×「あの~」、×「えっと~」
ポイント
面接官の目を見て、ハキハキと受け答えすることが大事です。
微笑む余裕があると最高ですね。
退室時

手順
- (面接官から終了の指示が出たら)静かに立つ
- 背筋を伸ばしてイスの横に立つ
- 「ありがとうございました」とあいさつしながら、一礼する
- ドアまで歩く
- ドアの前で面接官の方に向き直り「失礼します」と言って一礼する
- ドアを静かに開ける
- 外に出て静かにドアを閉める
- 控室に戻り、先生の指示に従う
ポイント
退室した後もまだ気を抜くのは早いです。
控室に戻っても余計な私語(友人と何を聞かれたか話すなど)はせず、学校を出るまで油断せずに行動しましょう。
高校受験の面接のマナー
面接で気をつけるべきマナーは…
- 待機中
- 入室時
- 着席
- 質疑応答中
- 退室時
の5つの場面ごとに、手順やポイントを押さえることで、面接官に好印象を与えられるでしょう。
とはいえ、「似ているところが多くて、なかなか手順が覚えられない」という受験生も多いはず。
色々と書いてきましたが、面接では…
- 身だしなみを整える
- 姿勢を正す
- ハッキリと話す
の3つを特に意識しましょう。
この記事で紹介したマナーはあくまで一例です。全部をこの記事の通りにしないと面接が失敗に終わって高校受験に合格できないというわけではありません。
「着席しながらあいさつをする」というように、2つの行動を同時に行うことは失礼な行為になってしまうので注意が必要です。
面接の本番では礼が抜けてしまったり、挨拶のタイミングを間違ってしまっても大した問題ではありません。
可能な限り面接の練習をすることは、本番で手順を間違う可能性や質疑応答の時の緊張を下げる対策になるはずです。
▼高校受験の面接の対策はコチラをチェック↓
→【STEP3】面接マナーの手引きは必読(今はココ)
学校でも担任など関係の先生が面接の対策を行ってくれると思いますが、先生の数に対して生徒の数が多いこともあり面接の練習が多い学校は少ないはずです。
学校での面接対策だけでは十分じゃないときは、自宅で面接の練習を行う必要があります。
自宅で面接の練習を行う方法やチェック項目が知りたい場合はコチラの記事を読めばスッキリ解決できます。
今回の記事が高校受験の面接の対策の役に立つことを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。