この記事では現役の教員が長年の経験から導き出した、英語の最強の勉強法が分かります。

現役の教員である僕が、ズバリ教えます!
英語の最強の勉強法
洋楽がおすすめ
僕は中学時代、英語は普通の成績でした。
今回は僕の友人を1人紹介したいと思います。
僕は学生時代にバンドを組んでいた(ギターを弾いていました)のですが、ベースを始めた友人のことです。
バンドで、ある海外アーティストの曲をカバーしようということになりました。当時、ドラマの主題歌になった曲でした。そのことがキッカケでベースを弾いてきた友人は洋楽にハマったのです。
彼は超得意の英語を武器に、国立の外大に進学しました。今では、外資系の証券会社で働いています。
後に彼に英語を学ぶうえで大事な事は何かを聞いたことがあります。
彼は好きな曲を聴いて、ベースをノリノリで弾いていたら英語が楽しくなったと教えてくれました。

ビートルズやカーペンターズなど有名なアーティストが世に送りだした曲は何故人気があるのでしょうか。
メロディーから得られるパワーはもちろんですが、歌詞に込められたメッセージが最大の魅力です。
洋楽を聴き、その曲が与えてくれるメッセージに関心が持てるようになれば英語への抵抗感が減ります。
語学は楽しく学ぶことが第一です。洋楽をリスニングして学ぶことに気軽にチャレンジしてみることをおすすめします。
具体的な勉強法
たくの考える英語のベストな対策は次の3点です!
①英語の重要3要素をマスターする
②過去問を繰り返す
③生活の中に英語を落とし込む
これまで教員生活で得た、ノウハウをすべて公開します。
高校受験英語の重要3要素
・英単語
・英文法
・英作文
以上の3つが高校入試で得点するための重要な要素になります。
それぞれ説明していきましょう。

英単語
当たり前ですが、問題を解く際に英単語が分からなければお話にならないわけです。
dogが犬であることが分からない状態で、問題を見ても…読めない、書けない、話せないのは当然です。
突然、スペイン語の試験をいきなり受けるように言われて、出来るはずないのと同じです。
高校受験は英単語をしっかりと覚えていることが前提です。
大変だとテンションが下がるかも知れませんが、英単語は「知っているか」を問うだけの問題です。
覚えた量(努力量)がそのまま点数につながります。
少し先の話になりますが、大学受験でも覚えている英単語数の重要性が高いです。
まったく英語が苦手だったけど、とにかく英単語をひたすら覚えまくって受験に臨んだ友人がいました。
試験問題中に自分の興味のある分野の超マニアックな専門用語が出てきたそうです。彼はその長文を読み解くことができて合格できたというエピソードがあります。
ラッキーではなく、彼は語彙力を高めたからこそその単語に気づけたんだと話していたのが印象的に残っています。
英単語を覚えるにあたって2点アドバイスをしておきます。
英単語を覚えるコツ
コツコツ毎日決まった数の英単語を覚えることです。
しつこいですが、努力量でカバーできるのが暗記の良いところです。
毎日10個覚えて、週末に70個テストするのがベストです!
おそらく多くの中学校の英語科の先生は小テストをしているはずです。それを完璧に覚えていけばいいのではないでしょうか。
英単語コンテストなど、学期ごとに英単語の定着率をはかる取り組みなどもスタンダードです。このような取り組みを活用していない生徒ほど、英語が苦手だと嘆いていることが多いです。
↓の記事はおすすめの暗記法です!
意味を広げて理解する
「spring」という単語の意味を答えてください。
多くの人が「春」と答えるのではないでしょうか。
しかしながら、スプリングには他にも
・バネ
・泉
という意味があります。
泉は水が土の中から湧きだすところです。春も地中の生き物たちが土の中から出てくる季節のことですよね。泉も春も、下からバネのようにはじけるイメージがしますね。
このように、意味を広げて覚えることで将来役立つ単語力が身に付きます。
同じ視点で1つの動詞から派生語を覚えることもできます。
例えば、act (行動する) と active (活動的な)をまとめて覚えてしまうといいですよね。
英語って面白いですよね!
英文法
英文法には多くの英語が苦手な中学生はアレルギーを持っていうのではないでしょうか。
英語は積み上げ式の学習です。多くの内容が連動しているので、部分的に分からないことが多くの部分に影響していきます。これが英語を難しいものにしている大きな原因だと思います。
英文法=英語のルールですね。このルールが非常に大切です。
その理由は、英単語の順番が変わると意味が伝わらなくなるからです。
Taku plays soccer.であれば、タクがサッカーをする。で意味が通じますね。
では、順番を入れ替えてみましょう。
Plays Soccer Taku.やSoccer Taku plays.が考えられます。後者はサッカーがタクをする。となってしまい意味不明な文章になってしまうのです。
※日本語であれば、するサッカーをタクが。サッカーをタクがする。というように言いたいことは伝わります。
いかに英文法を正しく理解しているかで勝負は決まります。
なぜなら、つまずくことなく英語を学ぶことができるので英語の成績が伸びないはずはないからです。
最後に朗報です。
英文法の問題はこれまでの入試の中で世に出尽くしています。
新傾向の問題が出題されることはほとんどなく、過去に出題された問題が繰り返し出題されます。
徹底的に理解しておけば、点数を取りやすい分野になるということです!
英作文
当ブログでも頻繁に出てくる通り、「アウトプット能力」が入試で重要視されています。
英語でも4技能と言って
・聞く(リスニング)
・話す(スピーキング)
・読む(リーディング)
・書く(ライティング)
の能力の養成が基本ラインになっています。
書く能力は短期間で伸びない点に注意する必要があります。
例えば「毎日の日記を英語で書く」のは非常におすすめの方法です。
とにかくやってみる、継続することが重要です。
過去問を繰り返す
英語の重要3要素を備えたら、いよいよ実践です。
目標とする試験の過去問を繰り返し解きましょう。
過去問を解く場合は、最低5年分を目安に取り組むのがおすすめです。
僕は10年分を生徒に解かせます。過去問を解くと問題の傾向が掴めるようになるので、総合的な英語力がアップしていきます。英語の基礎が固まっているので、どんどん英語が得意になってくはずです。
過去問を解くときに注意するべきことは「時間を測ること」です。

試験には制限時間が存在するので、どの分野の問題にどれだけの時間を要しているかを把握することは非常に重要です。
分野別アドバイス
①リスニング問題
②文法問題
③長文問題
④英作文問題
以上の4つの分野で説明します。それぞれ見てきましょう。
リスニング問題
近年、大学受験の影響からか高校入試ではリスニング問題は当たり前になっています。
多くの高校入試では問題の2割がリスニング問題で占められています。
英単語力や文法とリスニング力はまったく別物です。
例えば 「An apple」と言われた時、Appleという単語を知っていて、Anが付く理由も理解している中学生がいるとします。その中学生がリスニングができなければ、残念ながら意味がわかりません。発音を捉える能力がなければ問題が解けるわけがありません。
解決策はただひとつ。たくさんネイティブの英語を聴いて、知っている単語がどのように発音されるかを覚えて耳を鍛えるのみです。
ALTの先生がいればいいでしょうが、学校に在中しているケースは稀でしょう。そんな人には、オンライン英会話がオススメです。まずは無料体験をしてみましょう。
↓「話せる」ことを中心に自然な英語スキルを習得したい中学生におすすめ
↓講師がバイリンガルなので、日本語ができる先生から習いたい中学生におすすめ
文法問題
文法は「根拠を説明できるか」が重要です。
説明のできない=理解ができていない、ということです。
間違ったらその理由を解説を基にじっくり考える癖をつけましょう。
長文問題
英語の長文問題では、高校入試の国語のように複雑な内容の問題でなく、小学生レベルのシンプルな内容が問われます。嘘だと思うなら、入試問題の訳を読んでみてください。
長文問題はそれだけ読んだかに尽きます。とにかく量です。
ここで、1つアドバイスです。
当然ですが、英単語力も重要です。多くの長文が苦手な中学生は1つの単語でつまずいてしまい、全文がわからなくなってしまうパターンに陥ります。
2個から3個程度は知らない単語が出てきて当然と思って解きましょう。小学生のレベルなんですから、大まかな意味が理解できれば対応できます。落ち着いて読むことを心がけましょう。
英作文問題
英作文も大変なイメージがあるかも知れませんが、安心してください。
文を組み立てるパターンを理解すれば、誰でも書けるようになります。

be interested in などの定番の表現をマスターすれば楽勝です!
とにかく書いてみること、そして添削してもらうこと必要です。添削でスペルミスなど自分では気づかない弱点を克服することを目指しましょう。
生活の中に英語を落とし込む
英語は、「日常絵の中で使う必要性がない」ことが伸びない原因だと思います。
日本語は世界一難しい言語だそうです。
理由はひらがな、カタカナ、漢字…方言などの特徴まであります。
でも、難しいと思ったことないのです。日常で必要だから身に付いたものなのです。
ここで、英語を日常に取り入れる方法を提案します。
好きから入る
好きなものに英語を取り入れるということです。
僕なら、音楽と映画が好きなので・・・
・洋楽を聞く
・映画を英語で観る
ということです。
実際、英語の有効な学習方法の1つとして大学教授が論文を書いているくらいです。
リスニング能力の向上に効果的とのこと。
テレビで日本語の歌のうまい外国人の方が登場する歌番組がありますが、みなさん耳で日本語をマスターしてることが多いですよね。日本のアニメで勉強する外国人の方も多いと聞きますし。
簡単に取り組めるので、ぜひやってみましょう!
目的を持つ
僕は大学生の頃にアジア旅行をした経験があります。
当時、貧乏旅行でしたがいろいろな国を見て価値観をひっくり返されたのは良い思い出です。
※この話はまたの機会に。
アジアでも多くの国では英語が通用します。一度、友人とタイに行ったのですが、彼は帰国後に猛烈に英語を勉強し始めました。
その理由は「英語が分かれば。もっと旅行を楽しめた」からでした。
彼は英語が大の苦手で、英会話の授業は避けていました。
目的や夢があれば、それがモチベーションになります。彼には超美人の外国人の奥さんがいます。半端ないですね!
英語ができると、どういったメリットがあるかを考えてみるといいと思います。
環境を活用する
外国人と話す
ALTなど身近には意外と外国人の方が住んでいることが多いです。
探せば必ず見つかります。
語学は留学することが最善策だと思います。とはいえ、留学はなかなかハードルが高いので身近な環境を活用しましょう。
どうしても難しい場合は、オンライン英会話がおすすめです。
試験を活用する
英検などの試験を受験することは非常に有益です。
人間は期限や試験などの理由があれば、頑張れてしまいます。
夏休みの宿題などを思い返せばお分かりですね。英検なども受験料はバカになりません。
こういう機会を活用することで、勉強することを当たり前にしてしまうことも英語を得意にする方法です。
今後は、英検などの資格試験によって大学入試などで有利になる流れが大きくなっています。
ぜひ、挑戦してみましょう。
英語のベストな対策

英語を楽しく学ぶために、音楽を利用することを強くおすすめします。
ビートルズやカーペンターズを聴きながら、英語への関心を高めましょう。
そして・・・
・英語の重要3要素をマスターする
・過去問を繰り返す
・生活の中に英語を落とし込む
ことが英語を伸ばすためには必要です。
受験対策は特別なものではなく、普段の勉強の中から行うことが必要です。言うまでもなく、早期に開始できればアドバンテージも大きくなります。
とはいえ、何から始めたらいいか分からないし、何よりも塾に行く時間がなかなか作れない中学生が圧倒的に多いのが実情です。
そこで、僕はオンライン学習をおすすめします。学校の授業は、カリキュラムを終えることに追われてしまい高校受験対策が十分にできない場合が多いです。
「受験対策を忙しい合間にしたい」という悩みに対する最適解が『オンライン学習』です。
オンライン学習の教材は受験のプロが分析して作成しているので、狙われやすいポイントに的を絞った指導を受けられます。
ぜひ、オンライン学習を検討してみてください。これからの時代はオンライン学習で間違いないです!
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