中学生が勉強しない理由「放置して大変なことになる前にするべきことは?」

中学生が勉強しない理由
  • URLをコピーしました!

中学生にとっては勉強することは嫌なことですから、しない理由を見つけるのに必死です。

勉強しない中学生を放っておくと、取り返しのつかない事態に陥る危険性が高いと認識しましょう。

この記事では、中学生が勉強しない理由について解説します。

以下、信頼性のため自己紹介します!

目次

中学生が勉強しない原因

中学生が勉強しない原因は、次の9つです。

  • 目標がない
  • 勉強に興味がない
  • 授業が分からなくなった
  • 勉強法がわからない
  • 勉強する習慣がない
  • スマホやゲームといった誘惑物がたくさんある
  • 部活が忙しい
  • 悩みや心配事がある
  • 反抗期だから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

目標がない

目標がない中学生は、「自分が何をしたいのか」「何を目指しているのか」が分かりません。

当然、勉強する意味や必要性を感じられません。具体的な目標がなければ、勉強をすることが自分の将来にどう影響するかをイメージすることは不可能です。

また、目標がないと「何を勉強するべきか」が明確ではなくなります。勉強すること自体が目的となってしまい、努力しても成果が出ないことに失望して、やる気が低下しまいます。

最悪の場合、目標を持たない中学生は勉強以外の娯楽や遊びに時間を使ってしまうでしょう。

勉強に興味がない

基本的に中学生にとって勉強は遊びのような楽しさを感じられるものではありません。

勉強することで「分かる」や「できる」という感覚が楽しいという中学生もいますが、少数派です。

中学生が勉強しない理由として、一番最初に考えられるのは「勉強に興味がないから」です。

勉強に興味が無わけですから、「勉強したくない」と思うのは当然ですね。

これまでに勉強でつまずいた経験がある場合は勉強そのものが「つらいもの」とインプットされている可能性が高く、なおさら勉強しないでしょう。

授業が分からなくなった

勉強しない中学生の中には、元々は勉強をしていた生徒もいます。

小学校の頃は、進んで勉強していたのに…と保護者から聞くことがあります。

なぜ勉強をしないようになってしまったのでしょうか?

その答えは、「授業が分からなくなったから」という回答に尽きます。

授業のペースについていけなくなり、勉強が分からなくなったことが原因で勉強をしなくなっているんです。

中学生は将来のためには「勉強することは必要だ」と分かっています。

ところが、勉強しようと思い立っても「宿題がさっぱり分からない」という状況に陥っているわけです。

そんな状況で、自ら勉強しようと思えるでしょうか?

そりゃ、授業も宿題も分からなくなった中学生が勉強しなくなるのは当たり前です。

勉強法がわからない

小学校のときは授業を聞いていれば問題なく理解できたという生徒が、中学に入ると急に勉強が分からなくなることがあります。

授業が分からなくなったら、普通どうしますか?

誰だって勉強が分からなくなると何とかしようと努力します。

でも、勉強しても解決できなかったら、勉強すること自体が嫌になってしまうでしょう。

中学生が勉強しない理由が「勉強法が分からない」という状況である可能性はかなり高いです。

勉強方法が分からないという状況は、『どこから手がつけたらいいかが分からない状況』であり、かなり追い込まれた状況に陥ってしまいがちです。

当然のことですが、苦手な教科が増えれば増えるほど状況は悪化します。

学校の授業では勉強を教えますが、一人一人に合わせて授業をしているわけではありません。

例えば、僕のクラスに数学は小学校4年生くらいから分からなくなって、中学生になった今では大嫌いという生徒がいます。

テストの成績表を見ると、苦手教科である数学の点数が他の教科に比べて著しく低いです。数学の点数が悪いので、全体の成績も下がり、結局他の教科までだんだん勉強をしなくなっていくわけです。

▼定期テストの勉強法を徹底解説↓

勉強する習慣がない

既にお話した通り、小学校のときは授業を聞いていれば問題なく理解できたという生徒が、中学に入ると急に勉強が分からなくなることがあります。

これは、能力を授業のペースが上回ってしまうから起こる現象です。

対応策は自宅学習による復習になります。

ところが、小学生のときに勉強する習慣がなかった場合、自宅学習による復習ができません。

勉強する習慣がないので、いつまでたっても勉強が分からないままになってしまい、最終的に勉強しなくなる…というパターンが多く見られます。

スマホやゲームといった誘惑物がたくさんある

勉強が好きという中学生はあまりいません。

また、中学生は友達や身の回りの環境に影響されやすいです。

自分をなかなかコントロールすることができず、楽しいことに気持ちが流されてしまうので、スマホやゲームといった誘惑物に負けてしまいます。

誘惑物に費やす時間は気が付けば長時間になっているので、大切な勉強時間が奪われていきます。

内閣府の令和3年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査 調査結果によると、令和元年~3年にかけて中学生のスマホの所有率が急上昇しています。

帰宅後に勉強はせずに、友達とSNSでやり取りをしたり、動画を見て無駄な時間を過ごしている中学生はかなり多いようです。

誘惑物に負けることが無いように、誘惑物との付き合い方を親子で話し合うべきです。

部活が忙しい

中学生は忙しいです。授業を受けて、部活動をして、家に帰ったら宿題をして…。

「忙しくて疲れている」という理由で勉強しない中学生は本当に多いです。

確かに、部活動をしていると疲れが原因で帰宅後に寝てしまう中学生の保護者からの相談が多いです。

学校では部活に限らず、体育大会や文化祭などの学校行事に一生懸命に取り組む時期があります。

疲れがたまりやすい状況になる時期には体がついていかなくなる中学生も多いです。

疲れが原因で勉強する気力がなくなるのも理解できます。

とはいえ、部活をやめても多くの中学生は成績が上がらないケースを数えきれないくらい見てきたので、実に悩ましい問題です。

悩みや心配事がある

思春期、真っ只中の中学生は多感です。

中学生になると、新たな人間関係が生まれるなど環境が大きく変化します。

頭ごなしに「勉強しなさい!」と強制しても、勉強に集中できていない状況にある可能性も検証するべきです。

  • 学校の友人関係
  • 部活のこと
  • 家族関係などプライベートなこと

というように、お子さんが勉強以外のことで悩んでいる可能性も考えてみましょう。

中学生には「大人にとっては些細なこと」が重大なことだったり、「周囲と自分が違っていること」が不安でたまらなくなることがあるんです。

勉強することに対する逃げという視点ではなく、お子さんと一緒に悩みの解決ができるといいですね。

反抗期だから

反抗期に入っている中学生に「勉強しなさい!」と促すと、激しく反発してくることがあります。

男子ならば、腹立ちまぎれに物を投げたり、暴言を吐いたりすることも多いようです。

女子は保護者の言うことを無視したり、気に入らないことがあると自分の部屋に閉じこもったりするなど対話を拒むことが多いと聞きます。

多くの保護者から、反抗期の中学生にどう接したらいいか分からないという悩みを何度も聞いてきました。

中学生の反抗期は自然なことです。「反抗期はいつか終わるもの」という気持ちで見守ることも必要です。

中学生は「勉強しなさい」といわれると、逆に勉強したくなくなってしまうのです。

勉強をしない理由が親にある可能性

ここで、一旦冷静に考えてるべきことがあります。

お子さんが勉強をしない理由は、本人だけの問題なのでしょうか?

僕は、お子さんが勉強をしない原因が保護者にあると感じることがあります。

お子さんが勉強をしない原因が保護者にあるケースが、次の6つです。

  • 自分の成績に興味がないと思わせている
  • 勉強する意味を伝えていない
  • 親の意見を子どもに押し付けている
  • 気づかないうちに否定している
  • 叱り方が下手
  • 勉強しなくていい理由を与えている

それぞれ、くわしく見ていきましょう。

自分の成績に興味がないと思わせている

お子さんの宿題の提出状況やテストの結果は定期的にチェックしていますか?

保護者が自分の子どもの成績に興味がない場合、子どもは「成績なんてどうでもいい」と考えるようになります。

逆に保護者がテストの点数や成績に強い興味があれば、子どもは「勉強は重要なこと」と自然と考えるようになるのです。

何かのキッカケで勉強をやる気になっても、周囲が勉強をがんばっていることに興味を示されなければやる気は維持できません。

「中学生だから、自分で勉強して当然」

という理由で、勉強や成績に興味を持たないのは、お子さんにとって絶対によくありません。

勉強する意味を伝えていない

勉強することを求められると中学生は「何のために勉強しているの?」と考えるようになります。

勉強する意味をきちんと示せている保護者は少ないのではないでしょうか?

そんな時に「とにかく勉強しなさい」と言うのか、「勉強の大切さ」をきちんと伝えられるのかの差はとても大きいです。

勉強をする意味は簡単には説明できません。なぜなら、人によって勉強することで達成したい目標や夢が違うからです。

そんなときは「勉強にどんな意味があるのか」をお子さんと一緒に考えたらいいと思います。

反面教師的なアドバイスだけでなく、勉強することで得られる『理想の未来』を想像してあげることも勉強する意味を伝える方法の1つになります。

親の意見を子どもに押し付けている

子どものことを心配するあまり、勉強に干渉し過ぎてしまう親は多く、子どもの勉強に対する「やる気や集中力を奪ってしまう原因」になることがあります。

子どものためと思ってアドバイスをしても、聞き入れられなかったりするとイライラするはずです。

思春期かつ物事を自ら考える力がついてきているので、中学生が「アドバイスを受け入れなくなるのは当たり前のこと」です。

僕は生徒にアドバイスをするときには……

「先生は経験上こう考えるんだけど、あなたはどうするべきだと思う?」

と問いかけるようにしています。

大人側の答えを押し付けるのではなく「子ども自身に考えさせること」が大事です。

こちらがアドバイスと思っていることでも、命令や指示と受け取られてしまっては聞き入れてもらうことが難しくなります。

一方的に親の意見を押し付けるのではなく、子ども自身に考える機会を与えてください。

気づかないうちに否定している

子どもを気づかないうちに否定している場合があるので注意が必要です。

特に……

  • 結果しか見ない親
  • 他の生徒と比較する親
  • 人前で自分の子どもを悪く言う親

になっていないか、要チェックです!

結果しか見ない親

この点はぜひ過去の自分を振り返ってみてください。

結果だけでお子さんを評価していませんか?

テストの点数が悪いことだけに着目して「ただひたすら叱る」親になっていませんか?

努力の甲斐なくテストの点数が悪かった時は子ども自身が一番ショックを受けており、責められると、勉強がどんどん嫌いになっていきます。

もちろん、点数や番数などの結果は大事です。でも結果だけではなく、そこまでの『過程』を評価してください。

テストの点数はテストの難易度によって変わるので、毎回のテストで高得点が取れるかは誰にも分かりません。

でも、勉強への取り組み方は次回のテストに向けて、より良いよいものにすることができます。

「点数」より「勉強への取り組み方」を評価すれば、良かった部分はさらに良く・悪かった部分は次回に生かすことで勉強法がどんどん磨かれます。

「どうすれば点数が伸びるか」を子どもと一緒に考えてながら、うまくいったら一緒に喜び、褒めましょう!

良い時も悪い時も、お子さんに寄り添うことが最も大事です。

他の生徒と比較する親

仕事で自分より結果を出している人と比較されながら、グチグチ嫌味を言われたらどう感じますか?

僕なら勉強したく無くなります。一生懸命に努力していたのなら、尚更勉強したくなくなるでしょう。

もちろん、他の生徒と比較することにメリットがある場合もありますが、それは本人がポジティブな時だけです。

他の生徒と比較することも大きなマイナスになる可能性が高いでしょう。

人前で子どもを悪く言う

学校に保護者を呼んで、生徒を交えた3者面談を実施した時の話です。

保護者は……

「うちの子は中学生のくせに全然勉強しなくて…」

という話を平気で子どもの前でします。

謙遜のつもりでも、お子さんを大きく傷つける行為です。

恐らく、他の保護者と話をする際にも同じようなことを話しているでしょう。

そういった話は回り回って、お子さんの耳に入ります。お子さんがどう感じるかを考えて欲しいです。

僕は生徒の良い面を褒めます。すると、翌日には褒められた部分をもっと磨こうと努力します。

信頼関係がないと、アドバイスも聞き入れてもらえません。

叱り方が下手

「勉強しなさい!」は成績の良し悪しに関わらず、全ての保護者に共通するフレーズです。

叱るときには、「どうやって𠮟ったか」が重要です。

僕の勤務する学校に「生徒を長い時間、叱る先生」がいらっしゃいます。くどくど何度も同じことをループしながら叱っています。生徒は最初こそ聞いていますが、後半は全く話を聞いていません。

あなたが「なんでできないんだ!」「結果が全てだ!」と上司から長時間怒られて、やる気になりますか?

成績がいい中学生に聞くと、親は叱るのは一瞬。終わったらすぐ切り替えて、「次はがんばれ」と言うそうです。

叱るときに気を付けたいポイントは、次の2つです。

過去は過去

叱るときに過去のことを持ち出す保護者がいますが、絶対ダメです。

この叱り方をすると、お子さんからの信頼を無くします。

過去のことと今日のことは関連づけてはいけません

過去は過去。勉強しない中学生に対する叱り方に過去のことを持ち出すのは避けましょう。

ペナルティを与え過ぎない

成績が悪いから、スマホやゲームを取り上げるという考え方は理解できますが、ペナルティを与えすぎるのもよくないです。

お子さんの反発は勉強に対するモチベーションの低下を招きます。

勉強を始める前にお子さん自身に勉強中のルールや約束を決めさせた上で、ペナルティを課すのがベストです。

勉強しなくていい理由を与えている

思い返してみてください。お子さんのいるところで自分が「学生時代に勉強しなかった」エピソードを平然としていませんか?

しかし、勉強をしなかったエピソードを子供の前でするのは厳禁です。

「お母さん(お父さん)は勉強しなかったけど問題なさそう。自分もきっと勉強しなくてもなんとかなるはず」と思ってしまいます。

中学生のときに「勉強しなかった」や「成績が悪かった」というような話は、極力お子供の前ではしないようにしましょう。

勉強は人生の種まき

大げさに聞こえるかもしれませんが、人にはそれぞれに生まれた理由や生きる意味があります。

突き詰めていけば勉強することは「自分が生きる意味」に出会う確率を高めることと言えます。

僕は、勉強=『人生の種まき』だと思っています。

中学時代にがんばって種をまけば、将来収穫物として自分に努力の成果が返って来るでしょう。

たくさんの種を適切な時期や場所にまくことで、収穫物の種類や収穫量が変化します。

勉強をすることで、人生の選択肢を増やすことが出来るということです。

上手に種まきをするために

勉強することは人生の種まきだと言いましたが、そうはいってもこの種まきはなかなか簡単にはできません。

上手に種まきをするためには、勉強ができたという達成感を感じることが重要です。

自己満足できているかと言い換えることができます。

僕は自己満足は素敵なことだと思っていて、自己満足が自己肯定感につながると信じています。

スポーツの世界では陸上競技や水泳などのようにタイムと戦う種目が存在します。

100mではたったの0.01秒を縮めるために、選手たちは毎日果てしない努力を積み重ねています。

10”00のタイムが9”99になった瞬間の喜びは想像することが出来ないほど大きなものでしょう。

これは、究極の自己満足といっても過言ではないと思います。

勉強は中学生が成長するための原動力

中学生は自分の限界に挑戦して、今より先の世界を見てみたいという欲求を持っています。

この欲求があるからこそ向上心が生まれ、向上心があるから何かに挑戦するのです。

挑戦で得た自己満足が自信となって、次の挑戦のモチベーションにつながれば人は自然と成長していきます。

つまり、中学生が成長するための原動力が自己満足なのです。

自己満足を感じられる要素は勉強に限ったことではなく、子供たちの周囲にたくさん転がっています。

それをいかに見つけて、磨けるかが勝負所です。

好きなスポーツや趣味がそのまま職業になるなら、それは最高に楽しいでしょう。

自分の人生をかけてもやり遂げたいことに出会わないともったいないです。

勉強は自分の生きる道を探す手段の1つに過ぎません。

お子さんが自分の夢を実現できる学校で思う存分学ぶことができたら、これ以上に幸せなことはないでしょう。

中学生が勉強しないのを放置するとどうなるか

中学生が勉強しないのを放置するとどうなるか、まとめました。

  • さらに勉強しない中学生になる
  • 間違った勉強方法が身につく
  • 高校受験で失敗する
  • 勉強をほっとくと将来の選択肢が減る
  • 自己肯定感が低下する
  • 勉強しない中学生を放置すると非行に走る

それぞれ、詳しく解説します。

さらに勉強しない中学生になる

中学生は、自分にとって楽しいものには興味を示しますが、自分にとって楽しくないものには興味を示しません。

勉強しない中学生を放置すると、勉強よりも楽しいスマホやゲームに夢中になります。

勉強しない中学生を放置すると、さらに勉強しない中学生になってしまいます。

間違った勉強方法が身につく

勉強が分からないことが原因で勉強をしない場合には、放置していたらずっと何もしないまま過ごすことになります。

すると、授業が進んでいくにつれて状況はどんどん悪化します。

特に、英語や数学の場合は、一度つまずくと雪だるま式に分からない部分が大きくなっていきます。

周囲との格差に気づき、焦って勉強を始める気になったときに一番怖いのが「間違った勉強法を身につけること」です。

「どこから手をつけるべきか」だったり「効果的な勉強方法」が理解せずに、勉強を始めてしまうと最終的に八方ふさがりになります。

勉強には正しい手順や意識すべきポイントがあります。

正しい手順や意識すべきポイントを理解せずに間違った勉強方法を身につけてしまっては大切な時間を無駄にしてしまいます。

高校受験で失敗する

中学生にとって一番大事なイベントは、体育祭でも文化祭でも修学旅行でもなく「高校受験」です。

高校受験は15年間の人生において最大のイベントで、人生の分かれ道と言っても過言ではありません。

中学生が勉強をしなければ、高校受験で志望校に合格することができなくなります。

その結果、行きたい高校ではなく、入れる高校を選択しなければならないからです。

また、偏差値の低い高校は倍率が高くなる傾向にあるため、行き先が無くなってしまうかもしれません。

お子さんが勉強しない現状があるのであれば、指をくわえてみているのではなく即対応することを強くオススメします。

高校受験で失敗して後悔しても、すでに時遅しです…。

勉強をほっとくと将来の選択肢が減る

日本の社会は一般的に学歴が高くなると、職業の選択肢も増えてきます。

逆の見方をすると、学歴が低いと職業の選択肢が少ないと言えるでしょう。

勉強しない中学生をほっといたままにして、高校にも行かずに中学を卒業してから、就職した状況を思い浮かべてください。

どのような未来が待っているのでしょうか?

もちろん、有名大学を卒業したからと言って、希望の職が見つかるとは限りませんし、幸せになれるという保証もありません。

しかし、選択肢を比べると中卒と大卒では、圧倒的に大卒の方が、選択肢が多いのが事実です。

自己肯定感が低下する

中学校の授業のペースは早く、授業についていくのは大変です。

一度、中学生が授業が分からなくなると、元に戻すまでに勉強時間が必要になります。

勉強が分からなくなってからの時間が経てば経つほど、より多くの勉強時間が必要です。

多くの勉強時間が必要になるので、途中であきらめてしまったり、やる気が維持できないケースが多くを占めます。

成績が悪いことを先生や親から注意される機会も増えるのえ、自己肯定感が低下するでしょう。

自己肯定感が低下すると勉強への苦手意識が強くなり、勉強ない中学生になっていきます。

勉強しない中学生を放置すると非行に走る

勉強しない中学生を放置すると、非行に走ることも少なくありません。

勉強しない中学生が集まると、勉強以外の楽しいものを見つけようとします。

校則などのルールを破ることを面白いと感じたり、飲酒や喫煙など法律で禁止されている行為をするなど行動がエスカレートしていくケースを見てきました。

最悪の場合、夜間徘徊で補導されるなどトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

中学生が勉強しない場合に保護者ができることは

中学生が勉強しない場合に保護者ができることは、次の5つです。

  • 勉強できる環境を整える
  • 生活リズムを整える
  • ホメて自己肯定感を高める
  • 親も一緒に勉強する
  • 進路について話す

それぞれ、見ていきましょう。

勉強できる環境を整える

勉強しない中学生の部屋は、勉強できる環境が整っていない場合が多いです。

部屋が散らかっていたり、机の上が片付いていないような状況では、集中して勉強に取り組めるはずがありません。

勉強する時には、勉強するために必要なものだけを用意し、すぐに勉強ができる環境にしておくことが大切です。

お子さんが片付けが苦手であれば、許可をとって親が片付けることも必要でしょう。

また、勉強以外のものが視界に入ってくると、意識が分散してしまい、気が散ってしまいます。

具体的にはスマホやゲームは勉強中は片づけたり(見えないところに隠す)、親が管理するようにしましょう。

当然、お子さんが勉強しているときにはテレビの音などに配慮をするようにしてください。

生活リズムを整える

中学生が勉強を習慣化するためには、決まった時間に勉強することを徹底するべきです。

決まった時間に勉強するためには、お子さんの生活リズムを整えることが大事になります。

具体的には、晩御飯や入浴の時間が決まっていないと、勉強を始めるタイミングが定まりません。

「勉強しなさい!」ではなくお子さんに「何時になったら勉強を始める?」とお子さんに決めさせてください。

自分で勉強の開始時刻を決めると、勉強を始める時刻までに何をするべきかがハッキリします。

勉強しない中学生は生活リズムが乱れていることが多いので、親のサポートで生活リズムを整えましょう。

ホメて自己肯定感を高める

中学生は叱るより、ホメる方が勉強するようになります。

「英単語を10個も暗記できたね!」

「この問題ができるようになったね!」

「今日は2時間も勉強できたね!」

と頑張りを評価してあげましょう。

最初は、「こんな小さなことをホメていいのかな?」や「ホメても調子に乗ってしまうんじゃないか?」と思うかもしれません。

小さな自信の積み重ねが、勉強のやる気を生む原動力になります。

どんどんホメて、自己肯定感を高めましょう!

親も一緒に勉強する

一方的に勉強するように声をかけるよりも、お子さんが勉強するようになる即効性のある方法を教えましょう。

それは、お子さんが勉強している隣で親も勉強をすることです。

資格の勉強などに取り組みましょう!

多くの中学生にとって、勉強は孤独でつらいものになっています。

親が一緒に勉強する姿勢は、お子さんにとっては応援してくれているサインに見える事でしょう。

勉強するというとハードルが高いので、読書をすることから始めるのがおすすめです。

進路について話す

勉強する・しないに関わらず、自分の将来に関心がない中学生はいません。

勉強しない中学生には、勉強を始めるきっかけを作ってあげましょう。

勉強を始めるきっかけ作りには、高校や大学のこと、将来の仕事など「進路」について話すのがおすすめです。

進路について考えて、達成のための目標が見つかれば、勉強に対する意識が高まります。

親子で進路についてしっかりと話し合って、勉強しないことのデメリットや勉強することのメリットを確かめましょう。

親が解決できなければ、プロに任せるべき

勉強しない原因が勉強法が分からないことにある場合には、具体的な勉強法を教える必要があります。

勉強の習慣化ができている中学生は5人に1人というレベルで、勉強しない中学生が毎日勉強するようにするのは『とても難しい』です。

親が解決できなければ、プロにに任せるのも一つの手になります。

家庭教師であれば、生徒の理解度やペースに合わせて勉強をすすめることができるので勉強のやり方や授業で分からなかった内容をきちんと理解することができます。

今はオンライン家庭教師と言って、自宅で優秀な先生から個人指導を受けることが可能な時代になっています。

親には反抗的な態度を取る中学生でも、先生の話は素直に聞く生徒がほとんどです。

お子さんが勉強をしない場合には、オンライン家庭教師の利用を検討してはいかがでしょうか?

オンライン家庭教師に興味がある方は、次の記事を読んでください。

▼オンライン家庭教師のやり方(必要なものなどすべてを解説)↓

実はオンライン家庭教師では無料で体験授業が受けられます。

まずは、無料体験でオンライン家庭教師の圧巻の個人指導やサービスを体験してみましょう。

僕が勉強を通して得た最大の財産は「自分の生きる道」を見つけられたことです。

実は、僕は中学生のときは社会の授業が一番興味深くて面白かったので、社会の教員になりたいと考えていました。

高校進学後に進んで勉強しなかった「理科」の面白さに目覚め、大学に進学したことで理科教師になりました。

勉強しない中学生には、勉強は将来の夢を叶える手段といこうことを伝えてください。

この記事が勉強しない中学生やその保護者のお役に立つことを祈っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次